もともと、胃腸が弱いので、いつも下痢ばっかりしているんだけど、昨日は上から下からで大変だった。

年に一回くらい、こういうのが、子供のころから来るんだけど、もうとにかく2,3日は体もだるいし、大変なんです。で、最近ノロウィルスやらなんやら、騒がれてきているようですが、たぶんずっと前から症状はあって、原因がウィルスであるという風に特定されてきたのが最近のことのようです。

ウィルスってのは、不活性状態になると、生物の兆候すらみせなくなる、厄介な代物です。なので、根治が難しい。風邪なんかもレトロウィルスの一種によるものだが、風邪薬ってのは、免疫力を高めるためのもので、高まった免疫力でウィルスを退治するしかないってのが、現状。風邪の原因ウィルスを根治する薬の研究も進んではいるらしいけどね。

帯状疱疹の原因のヘルペスウィルスなんかは、ウィルスの増殖を抑える薬なんかがでてはいるけど。
というわけで、主治医にせめて、ノロウィルスなんかの胃腸炎の原因ウィルスの増殖を抑える薬ができないんですかね?って聞いたことがあるのだけど、ノロウィルスで即死んでしまうようなことはないから、難しいですね。って言われた・・・。でも、あの上から下からの地獄の苦しみを体験したことある人なら切望すると思うんですけどね・・・・

どこかの研究者のテーマになっていて臨床試験くらいまで行っていることを望む。


生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)/福岡 伸一

¥777
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ウィルスに関してはこの本面白い。著者はBSEウィルス原因説を主張する。しかしあっというまに、福岡さん、有名になっちゃったなあ・・・。


あと、最近のノーベル賞ネタ。
◎日本の頭脳、米国へ=「流入」に施策重要-ノーベル賞

ノーベル賞受賞した日本人(日系人)4人のうち、2人が米国に流出してたって話。
いまさらなに言ってんの?って感じ。彼らが日本に住んでてメリットに感じることはまずないよなあ。私にしてみれば、メシが旨いってくらいだけど、それも自宅で料理してたらあまりかわらなさそう。

地方にずっと留まるか、東京にでてくるのがいいかの違いだと思う。地方と東京の格差問題も結局地方に魅力がないってことに尽きるんでしょう。地方にずっと根を下ろしている人たちからすれば、郷土愛がないのか、とか東京に流出した人材を育てたのは地方なんだから、東京は地方にお金をよこせ、って話になるんでしょう。

道州制など実施して、税制やら法律やらもある程度自由度をもてるようにしないと、東京と違う魅力を打ち出せないとも感じる。今のままだと、結局東京の二番煎じになっちゃうね。

で、米国と日本の差なわけです。
アメリカは、研究機関へのお金の回り方が半端ないんですよね。以前、私の著作にも書きましたが、私の先輩は、国立大学(今は国立大学法人ですかね?)で一番予算をもっている東大の研究室で、パチモンのApple IIを使って実験してましたからね。それはいくらなんでもあんまりだろうと。しかもオーバードクターでポストもないときた。

もし、お金の回り方を改善できたとしたら、日本の研究機関に世界中から人が集まる気がします。先にノーベル物理学賞を受賞した、スーパーカミオカンデの研究なんかでは、高性能の光電管が使われていますが、その光電管を作る技術をもった企業は日本にあったりします。職人技といっても、昔ながらの職人技もありますが、最新の機材をつかった職人技や、その機材をつくる職人技も日本は世界トップクラスなんです。

と、非常にまとまりのない話になってしまいました。