歯トークが好きだ。


以前は歯医者が嫌いだったのだが、最近はネタにするくらいにはなってきた。




子供のころ、乳歯の時代の歯医者はあんまり覚えていないが、中学生になって初めて虫歯で歯医者を訪れた。問答無用に水銀アマルガムをつめられた。まあいわゆる銀歯ってやつね。




今は歯を削らないで温存したりする治療法もあるらしいけど、そんなのは当時はない。問答無用で削るだけだ。




前歯が一つ虫歯になっていたが、神経を抜いてもらい、痛くなくなったのでいかなくなった。それから、数年。大学生のときに再び痛み出した。そのときも、なんか内部をぐりぐりやって、薬をつめてもらったら、痛くなくなったので、いかなくなった。それから、さらに2,3年したら、また痛くなった。




今度の先生は厳しく、歯磨きのやり方を一から指導され、できるようになるまで治療しないといわれた。必死に学習した。前歯は歯根のう胞という病気になっており、大手術の後、土台をかろうじてのこしてもらった。


その後虫歯を一年くらいかけて治療し、デンタルフロスのやり方を教えてもらった。




その歯は数年後に折れた。




ブリッジにしろといわれたが、隣の歯を削るのがいやだったので、インプラントにすることにした。




一年半かかった。




その後親知らずが虫歯になった。ぼろぼろだったので、抜いてもらうことにした。


その歯医者で、歯周病の怖さについて、さんざんレクチャーされた。


30歳を超えて虫歯になっていない歯は、虫歯になりにくいってことだった。つまり歯ブラシできちんと磨けているってことだ。また虫歯治療した歯も昔の水銀アマルガムとかで詰め物しているのは怪しいが最近の治療されている歯は大丈夫とのこと。




それよりも歯周病が怖いと。多くの人は気づいていないが、歯と歯の間が空いていないのは、歯肉が腫れているからなんだそうだ。歯間ブラシを薦められた。ぐりぐりやると、最初は血が出たが、徐々に隙間が広がってきて磨きやすくなった。




歯周病が進行すると、歯が抜けて入れ歯になるそうだ。昔の人に入れ歯が多いのは歯周病のケアが不十分だからだそうだ。




さらに怖い話を聞いた。最近は歯周病ケアが進んできて、60代になっても歯が比較的のこるようになってきた。そうすると、いきなり奥歯から、割れるのだそうだ。割れる?




若いころは、左右の尖っている犬歯が奥歯をかみ合わせないようにしているが、だんだん磨り減ってきて、奥歯と奥歯が直接あたるようになる。そうすると寝ている間に歯軋りをするようになるらしい。直接歯と歯があたるとすごい加重で、歯に少しずつひびがはいるそうだ。そして、耐え切れなくなると・・・・パリっと割れてしまうんだそう。




私の歯にも特殊な光を当ててもらうと、無数の小さなひびが見つかった。やばし!


ということで、犬歯を尖っている部分を人工的に増やしてもらった。


寝るときにつけるマウスピースもつくってもらうことになった(まだ受け取ってないけど)。




このままいけば、ずっと自分の歯で生活できるかな?