この間、前にblogで紹介したアドリアーノ君からメールがありました。




大体、彼の方から連絡ある時は彼が何かで悩んでる時。




案の定、仕事に行き詰まりどう進んで行けば良いか分からないとの事。




僕は、まぁそんな事じゃないかと予想してましたがヤッパリf^_^;




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〈インターバル時、坊主頭のアドリアーノ選手とリング内で指示を出す私ジョ~トレーナー〉




僕は前に彼が勤めている会社の社風を聞いたのを思い出しました。




契約を取れないとクズ呼ばわりされるという様な事、又そこから這い上がって来る様なスパルタ的な社風があるという事を。




彼は僕が居たジムへ来たのはは移籍を繰り返して来た3つ目のジムでした。




彼の移籍して来た当初の戦績は3勝(2KO)4敗。


僕の担当選手になり初めて彼を見た時に思ったのが何でこんな良い選手が負け越してるのかという事でした。




彼といっとき接しているウチに分かったのが元来練習嫌いと言う事、そして誉めた方が伸びると言う事でした。




それから僕は彼の指導をするに当たり彼と約束をしました。

最低でも週に5回のジムワーク、そして僕が自主的に担当選手を集めて行なっていた週に3日の朝練(ロードワーク)には顔を出すという事。




まぁ朝練は彼が試合が決まっていない時はサボったりする事も多く週2や1しか来ない時もありましたがジムワークはちゃんと守って来ていました。


そして練習は短い時間で徹底的に厳しい練習をやりました。



こういう元来の練習嫌いで天才型は長く練習やれば良いと言う訳では無く、短い時間では抜群の集中力を発揮するのだから時間を短く徹底的にシゴく。




後輩で元日本ミニマム級王者の小熊坂諭がまさにそれで僕の師匠でもあったトレーナーが短く厳しく的な練習でそれまで並みの日本ランカーだった選手を日本チャンピオン(世界挑戦する)にまで育て上げたのです。




僕はアドリアーノ選手をジム、朝練で徹底的に鍛え彼の持ち味は何回も誉めました。




彼は移籍後、5戦4勝1敗とそれまでの戦績が信じられない様な数字を残しました。




彼は良い所を誉めれば更にやる気になり事実長所を指摘したら素直に受け入れる 性格を持ち合わせていました。




つづく。