40台になり、新しい職業に就いた。
特殊な環境の秘書である。
秘書になる前、長く務めたサービス業を辞めて、ぼんやり頭の中で、キャリアを増やすために、上を目指すこと、ピラミッドの頂点にある、上の層に居なければ経験が積み上がらない。下を見ない。と思った。
そんな時、急に知り合いからこの仕事興味ないですか?とお声がけ頂き、今にいたる。
この、1.2年の間に、私はそれこそTVで見かける方に圧倒的に会った。稀有な経験をしてきた。
TOPに立った方と会話させていただく機会もあった。
正直、狭い世界の中で、渦に撒かれているという表現が近いのだろう。
心の中に、沢山の人に会えるというミーハー心もあった。今も変わらないが、一通り会った感じはある。
その気持ちとは別に、そもそもの秘書業務としては如何なものか?と、問われると、この業務に対しての能力値が追い付かないし、足りていない事が判明した。
それでも仕事は変わらず毎日あり、急速に進んでいく。変わらないのは自分だけで、変わりたいという自分もそこにはいない。
ただ、ハイハイと返事をして、流れて、個人的には変わっていない。
能力値が足りないなら、能力値を必要としない、仕事できる環境に、行くしかない。
私の強み、活きる能力とは、何だろう。
そこを考えてみたい。