昨年末、弟から電話がきた。

「おねぇ?今朝オカンが病院に行って検査したら末期の癌で、彼方此方に転移してたわ。。。来週病院に家族全員呼ばれたから帰ってきて」と。

あれから、9ヶ月。

癌告知をうけてから1ヶ月後には癌の発生源になってた腎臓を摘出した。
骨や頭や肩や肝臓にも転移があって全部取りきれないから薬で治療することになった。

私は年明け仕事をやめ、呆然とするまま実家に戻った。戻ったとはいえ、母は入院してたので実家の片付けや、今回の件で弟夫婦が実家に入ったので慣れない中、共同生活をしたり。

翌月末には新しい仕事も決まっていたので、また都心に戻り仕事を始めた。

母は術後、直ぐ治験の薬をスタートさせた。

が、薬が体に合わず、量を減らしても結果は進行しただけ。

6月には自宅に戻ったのもつかの間、大量の吐血を繰り返し、再度入院することになる。

私も父も、その都度慌てて仕事休んで地元へ戻って。。物凄く体力も気力も使い、精神的にヘトヘトだった。

その反面、周りの人たちに助けて貰ったり、元気を貰えたり、支えて貰った。

何も返してないけど、ありがたかった。

結局、治験の薬は効果なしということで、別の薬をスタートさせた。

母の調子は良く、自宅に戻って車で運転して買い物行ったり、やたらと元気に動いていた。本当に癌なのかな?という位。

9月に入り、お彼岸も過ぎたころ、また具合が悪いと言い始めた。
その矢先、また弟から連絡が。

動けなくなったと。

救急車の中から連絡を貰い、またかと内心思ったけど、癌が脊髄を圧迫して動けない状態で、トイレも出来ないからオムツ状態とのこと。

つい昨日出来てた事が、突然出来なくなった。

今週末、父と病院へ行こうと話した。

多分、これからも悪くなっていく一方だと思ってる。