小さなことなんて気にしていたら生きていけない。
そんな世の中だ。
写真と全然違うなんて話はよくあることだ。
居酒屋の話である。
送別会でいった居酒屋はネット上では、すごく素敵だった。
キラキラ輝いていた。
部屋も料理も。
でも、
実際のモッツァレラチーズは、ほんとにチーズだけだった。
トマトがなかった。
パサパサしていた。
いや、モッツァレラチーズには違いないのだからいいのだ。
チーズダッカルビって、こういうのだったっけ?
わからなくなってくる。
揺さぶってくる。
ヘロヘロのブラインドが揺れている。
写真では立派な個室だったはずだけど。
仕切りが安い。
これは個室でいいだよね?
それでも、
ここまで違ってくると面白くて、
話のネタに困ることはなく、
あまり好きじゃない人たちとの飲み会も、
なぜか、ひとつにまとまっていて、
なぜか楽しかった。
不思議だなー。