全く油断ならない。
普通に出勤して、搬入口あたりで、社員の人に挨拶する。
すると、視界に入るいい男。
はあ。
朝っぱらから逃げ場のないこと。
ちっ。
どうしようと思ってると、向こうからおはようございますって。
今まで、そんな堅苦しい挨拶されたことないのに。
ういーーーーっすとか、おはよーーとかあとなんだっけ?
それで、まあちょっと傷ついちゃうよね。
そのあともさ、近くでなんか作業してて、でも話しかけるなんてできずに。
存在なんて意識してないぞって近くの人とどーでもいい話をしてた。
早くどっかいけーーーーと心の中で叫びながら。
いきなり頭ぱこって誰かにはたかれたーーー。
「ちゃんと仕事しろっ」
頭おさえるおいら。
うーーーーーーーーーー。
こういうこと何とも思ってない女にするとよくないよ。
頭ぐちゃってされるとドキッとするって言わなかったっけ?
あほーーーーーーー。
また、頭があいつ一色に浸食されていく。。。。。。
それからは、彼からの接触はなし。
いやー、ほかの人はいろいろ会話してるみたいだけど、一番仲のよかったおいらとはなし。
いつまで来るんだろうか。。。
泣きそう。
何気に通りかかった時におもいっきりしかめっつらしてやった。
顔色一つ変えやしない。
泣きそうだ。
はあ。
やっぱり彼は他の誰とも何かが違うのだ。
こいつだけが私の奥底を揺さぶる。
もう、なんかみじめだなあ。
私だけが動揺しているじゃんか。。。。。
知らないでしょう?
皆が、幸せ太りっていうたびに私の心臓が剣がつきささってるみたいに傷ついているんだよ。