ユリアとマリーはせっせっと廊下の掃除を始めた

ゴードン教官「本来はあやつらが掃除をすべき事が

スジではないか?」

ユリア「いえ、もうすぐ美化委員会の巡回が来ますし

それに多くの訓練生に現場を見られていますから

連帯責任を取らされるのが落ちですから、それに

あの人達は組の中でも生ける屍の類いの人達ですから、はい

終わりました、憲法53条74項に則っての事、義務ですから」

ゴードン教官「んーむ、そつなく綺麗にこなしたのう」

ユリア「これくらいは出来て当然ですから、それに

ここを離れたら、配属は後方支援の現場です、兵士のご遺体が

野生動物の餌にならないように、処理をしたり、遺品の整理や

負傷兵の手当てや、処置も兼ねてするのが当たり前の事

ここではビレットの摘出手術や壊死した四肢の切断の

訓練が出来ますから、有り難い事です、他の国ではその資格が

取れるのは4年以上も待たなくてはいけないのに、ここではあと

1年で免許が持てる、直ぐに即戦力の資格が取れるのですから

全ては国の為、然るべきは自分の未来の為ですから」

ゴードン教官「わかった、マリー・ヤレゾンの求刑、軍法会議に

掛ける」と言って振り返ってさって行くゴードン教官に

ユリアとマリーは一礼をした。

その頃2年Z組に戻って来た、6人の内、リサがカトリーヌに

問いただした「カトリーヌ、決闘申請書は教官に提出した?」

カトリーヌ「いや復学した時に総統室で、何か言っていたなー」

リサ「カトリーヌ貴女1年生の終わり頃、メアリーとエレナとの

間に派手なドンパチをやったでしょ!」

カトリーヌ「あの馬鹿どもがグレネードランチャーや

マシンガンで私の事を倒しに来たからな、まぁ私も

ミサイルで迎撃したのだが、まぁ何せ安物はだめだったせめて

赤外線感知装置は付けて置くんだったなー、あさっての

方向に飛んでいって、施設に命中したのだからなそれで

器物破損罪でキュイーン音楽学校へ強制送還にされたのだから」