5月のMカフェ 教室あそびを実演    2024,5,19

 5月18日はMカフェ開催日。MカフェとはM駅教育カフェの略。若い仲間の教師たちが集まって、子どもと生きる日々を自由に語る会。いや、お喋りする会だね。

 うーん、そればかりじゃなくて自己紹介に合わせて話される自分事のエピソードが楽しい。これを聴くと、参加者一人ひとりの魅力がより際立って、人間っていいなって思わされ、元気になるし勇気を与えられる。

 いま学校は、G.W.が終わり心休まる暇もない日々が続いているだろう。疲れがどっと出る頃で、みんな大丈夫かなと心配していた。幾人かから体調不良で参加できない連絡が入った。

「そうだよね」

 月曜からまた子どもたちに元気な顔を見せられるようしっかり休んで下さいね。

                    ※

 さて、この日のMカフェは、メンバーの耕一君から頼まれていた『教室あそび』を実演。

 参加者は、俊介君、由未さん、耕一君、由紀さん、慎二君、将人君、里奈さん、菜緒さん、それにぼくの9人。

 最初は、簡単な自己紹介から。ここ2週間の個人的トピックニュースを話してもらった。今回は特別短く1分程度にしてもらった。毎回、これが楽しくて司会のぼくはついいろいろ尋ねて1時間を超えてしまう悪い癖がある。

 

俊介君:昨日は歓送迎会+PTAとの懇親会があった。2次会にも出て結局自宅に帰りついたのが夜の11時半。飲み会の席で校長さんにぼくの意見を言ったら、それを聞いていたPTAの方が驚かれた。「新任なのにちゃんと自分の意見を言えるんだ! いいね」って。

 ⇒それって何を言ったの?

俊介君:校長さんが、2年生から5年生までの学力調査用の費用100万円が学校にきていると話してくれたんだけど、そのお金を窓ガラスの修理の方に使ってほしいですね!って言ったの。

由未さん:5月の連休に、前も行った伊豆の温泉旅館に行きました。3度も温泉につかって満足でした。

 ⇒伊豆の伊東あたりかな。

由未さん:そうです。新鮮な魚の刺身をたくさん出してくれました。イセエビまで。勿論、おいしいお肉も!

耕一君:夏の北海道(教科研大会)の宿泊のチケットを取った。久しぶりに昔の仲間と会えるのが楽しみ。自宅近くの馬事公苑で馬の調教を久しぶりに見た。ピンマイクを胸につけて、軽く喋りながら馬を上手に扱っていく。「右回り」「4歩下がって」とか、それは見事。感動!

由紀さん:5月の連休中、どうしたわけか首を痛めてコルセットをつけていた。肩も痛かったけど。今は治りました。先週は、北海道から友だちが3人でてきてお喋り。楽しかった。昨日は全校遠足。

 ⇒遠足のお弁当はどうしたの? …ああ、こういう質問をするからよくないんだね、ぼくは!

由紀さん:あっ、それを聞いてくれますか! しゃべりたいです!(笑い)

遠足の前の日、明日のお弁当どうしようかって悩んで、12個入りの冷凍シュウマイを買って帰りました。翌日、お握りを作って、そのシュウマイを持っていきました!

 ⇒わあ、シュウマイ12個か。周りの人にあげたんでしょ?

由紀さん:あげませんよ!(あんまりその言い方が強くて、みんな爆笑した)

慎二君:いろんなことでちょっと落ち込んでいたんだけど、前学年を組んでいた人たちが気をつかってくれて飲みにも誘ってくれた。そこで葉巻を初めてちょっと吸ってみたら、気持ちが悪くなってしまった。歩いて帰るとき復活したけど…。

将人君:春から新しい職場で働いているんですけど、前の職場の悪い人(笑い…その人物はちゃんとこの場にいる)に誘われて週1・2度飲んでいたんです。やる気が下がっていたんですけど、何とかそんなことで乗り越えてきました。

菜緒さん:(初参加ですね)連休は母とよく外にでかけました。それから家が里奈さんと近くで、この間、一緒に食事をしてたくさん話しました。楽しすぎて家の近くの別れ道のところで立ったままお喋りを続けて家に帰ったのが11時過ぎでした。(笑)

里奈さん:4月の終わり頃からちょっと体調を崩して咳がとまらなくて困っている。でも、熱などはなくて、ミニバスケのお手伝いにも出るようにしていた。

 ⇒1年生たちを担任しながら、休日はミニ・バスケのコーチか。パワーあるなあ。

                     ※

 さて、ここからはぼくの用意した『教室あそび』

 教室に笑顔が生まれ仲良しを作り出す楽しい遊びを11個用意してみんなでやってみた。

 理美容室を教室にみたてて実際に立ったり座ったりしながらね。但し、円を作ったり自由に動き回ったりして遊ぶ場合は、この日は、前にある空いたスペースに出てきてもらって遊んだよ。

 本当は、アコーディオンを持ち込んで遊びたかったけれど、最近は楽器にふれてないし、重いし、大きな音出しをしたら苦情をいわれそうだしね。

 どんな遊びを楽しんだのか名前だけ記しておきますね。

①    命令ゲーム…『王さまのめいれい』あそびにぼくなりの変化を加えて(yamazakiバージョン)。

⇒月曜日の朝などにこの遊びをするとみんなが笑顔になって集中力もアップするね。

②    シェーハ …『ウルトラマンシュワッチ』

⇒金曜日の帰りの会のあとなど、サヨナラするときにこの遊びをする。「山﨑悪魔に3回負けると土日は呪われるぞ!」「キャーッ!」「大丈夫! 先生は魔法使いだから“呪い”を解いてあげるよ」アウトになった子の呪いが解かれるとみんな大笑い。お別れハグとかお別れクルリンこもたのしいね。

③    ジャンケンゲーム …これはいろんなやり方があるけどこの日は略。

④    ごんべさんの赤ちゃんがかぜひいた …歌あそび (yamazakiバージョン)

⇒歌にあわせてふりつけを楽しむ。早さも超特急にしたりスローモーションにしたり。それから歌の一部を無言にしてあそぶ。

⑤    落ちた落ちた! なあにが落ちた? あそび

⇒リーダーと子どもたちみんなとで呼びかけ合うように歌いながら遊ぶ。(yamazakiバージョン)では、落ちるものがね、りんご・かみなり・げんこつ…の他に、アイスクリームと怪獣が加わる。

⑥   線路は続くよどこまでも 歌あそび 

⇒2人組になって歌いながら手遊びをする。間奏のところで自由に教室を動き回り、新しい相手をみつけて再び歌いながらあそぶ。これを繰り返す。途中スピードをあげたりもして。

⑦    ロンドン橋落ちた 歌あそび

⇒子どもたちの机をちょっと真ん中よりにすると、教室の外周にスペースができる。ここを使ってあそぶ。みんなで円をつくりスキップしながら、ロンドン橋をくぐりぬけて行く。落っこちる橋はしだいに増えていく。

⑧   かもつれっしゃ シュッシュッシュッ 歌あそび

⇒みんな「かもつれっしゃ」になって、歌いながら教室の中を自由に動いていく。「♪つもうよ にもつ ガッチャン」で出会った2人がジャンケン。負けたら勝った人の背中に手をおいて長い貨物列車になっていく。

(yamazakiバージョン)は、最後のちょっとしかけがあって、みんなが復活するみたいに遊びをたのしめる。

⑨  通りゃんせ! 歌あそび

⇒この日、びっくりしたこと。集まったみんなが、この“わらべうた”『通りゃんせ』を知らなかったんだ。クラスを2つにわけて、天神様の細道になる側と七つになる子のお宮参りをする方とに別れて、互いに歌を交わしながらあそぶんだけどね。

⑩   なんだ、なんだ、そうだんしよう! 

⇒これもyamazakiバージョンをたのしみながら。3色の中からリーダーの握った色あてゲーム。班やグループの団結力を育てながら楽しく行うことができる。

⑪  いす取りゲーム (yamazakiバージョン)

⇒ふつうのいす取りゲームだと、早い段階でアウトになった子がつまらない。楽しくする方法を考えて実践してきた。これはブログで何度か書いてきたかな。

 

 以上、11個の遊びを本当にやってみた。ちょっと汗をかいたね。後は、「ゲームにのれない子への対応」についてちょっと話す。

 それから、おまけ!

☆♪モグラまつり とハイスカズンバ!

☆チックサックコール!

 2つとも楽しい。『モグラまつり&ハイスカズンバ』は、学級祭りとか各学期の終わりなどにみんなで楽しんだ。汗びっしょになって床に倒れ込んじゃうくらいだ。

 『チックサックコール』は、学年対抗のドッジボールの試合などの前とか、体育の授業などで2チームに別れて戦う時、闘いの前に叫び声をあげて楽しんだ。団結と勇気を生み出す合図だね。