雑誌『教育』12月号に掲載する若い仲間のページ『毎日がチャレンジ』の原稿が送られてきた。

 今回は青森の特別支援学校の教師Nさんからだ。

 

 このシリーズは4月から毎号掲載。ぼくが担当している。できるだけ全国各地の若い仲間たちを登場させたい! これがぼくの願い。

 そして、若い仲間とつながることがうれしい。


 原稿を読んですぐ返事を送る。ところが今回、返信が戻ってきてしまった。二度も。それで仕事を終える時刻を見計らって電話した。つながってよかった。


 朝食をとってから、雑誌『教育』12月号の『子どもの風景』、今回は松下先生の原稿のカットを描く。鉛筆書きをしてイメージをつくり、それから細いペンでかるく線を入れる。陰影は鉛筆と黒の色鉛筆を使う。

 描き終えて、かもがわ出版に送る。

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 それから、ゼミ生から預かった『対話ノート』を読み、感想を書きいれる。

 そこには、こんな文章があった。

 『学校に行きました。子どもたちが大切に扱われていない状況に接し、また教室が比べられる空間になっていて、その場にいることがとてもつらく思いました』

 (この文章はぼくが要約)


 具体的には、つぎのような言葉が教師から発せられているというのだ。

 『○○さんや○○さんは上手だ。だけど○○さんは、まるで▽▽みたいにするからダメなんだよ』

 この▽▽のところが、子どもを、人間を否定するような、聞くに堪えない言い方なのだ。ぼくが読んでも辛くなる言い方。子どもは傷つくだろうなと思った。

 子どもを応援したい、励ましたいという気持ちがあっても、言い方や励まし方は、人間的でありたいと思う。…学生とそんな対話をしている。


 『星を見に行きました。街の灯と空の星とをみて心がやさしくなりました』…そんな文章とも出会えることがうれしい。