23日、夕方の6時半から都留臨床教育学研究会の公開ゼミがあった。
ぼくは、この日の報告者。
お話しのテーマは次のようにした。
『今日の子どもの生きる姿をどう見るか ―子ども理解と教育実践の課題―』
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5限の授業が6時に終わって、ゼミ室で少し休んでいると、昨年まで臨床教育学コースの研究生となっていた現職のK先生がいらした。
「昨年度の修論を受け取ってください」
「わあ、ありがとうございます」
そのK先生が言った。
「今日は先生の公開ゼミですね。わたしの同僚に伝えて、5・6人は参加させていただきます」
「えっ!」とぼくは思った。
公開ゼミと言っても、大学内部の人たち数人程度集まるのかなと思っていたから…。K先生のお話を聞いてちょっとびっくりした。
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6時半、公開ゼミの開かれる部屋に入って、またびっくり。
現役の先生たちがたくさんいらしたのだ。ちょっと予想を超えて。
レジメと資料は院生のH君がすっかり用意してくれていた。この公開ゼミの案内文書は、数週間前、同じく院生のMさんが作ってくれていた。もしかしたら、この案内文書が都留の各学校に送られていたのかもしれない。
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自己紹介の後、レジメにそって70分ほどお話しした。それから質疑。中学校の教師や小学校の教師が率直に今の現場とつなげながら、共感的なお話をしてくださった。熱くみなさんが語られてうれしかった。
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終わってまたびっくりすることがあった。大学会館への帰り道のこと。携帯が鳴る。電話口からAさんの声がする。
「先生、今日は私の父と母がお話を聞かせていただきました」
「えっ、わざわざお父さんとお母さんが来て下さったの!申し訳ないごあいさつもしないで…」
Aさんのご両親は、山梨県で教師をなさっている。
Kさんのお友達の先生や、また都留市の各学校の先生たちが、こんな夜の学習会に参加してくださったことにも感謝。昨年の院生で今年から教師になったBさんも参加してくれた。
「ちゃんと寝ていますか」
「はい、何とか倒れないようにやっています」
そして、最後にまた驚いてうれしかったこと。
4年生のゼミ生のM君とHさんが、公開ゼミの席に早くから座っていたこと。
まさか、彼らまで来るとは。いつも遅いし、教採も近いから黙っていたのにね。
そして隣には別のゼミの学生も参加していたね。