東京も神奈川も雨。午後は、霧のようなやさいい雨が降っていた。

 歩こうと思って多摩川を越える。水が橋げたのあたりで渦を巻いている。

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 新しくできたビルの3階で窓の外を眺めながらコーヒーを飲みながら本を読んだ。けっこう集中する。

 自宅で本を開いていたら眠気が襲ってきて、これじゃだめだなと思って歩いたのだ。そうそう、ぼくの街の本やさんで本当に雑誌『教育』を買った。来月も並ぶといい。

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 今朝がたは、これまで読みかけて、机の隅に積んで置いた村山斉著、『宇宙は何でできているのか ―素粒子物理学で解く宇宙の謎』(幻冬舎新書)を読む。

 最初がすごく面白くて、途中からぼくの理解を越えて、なんとなく宇宙についてわかったようなわからないような気分で、とうとう最後まで読んだ。

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 宇宙がどうなっているか…。これは子ども時代からの疑問で、読み進めていくうちになるほどなと思った。

 それから、人間とか生物とか、物質が、この宇宙に存在するのは、まさに奇跡だということ。宇宙はどんどん今も膨張をつづけているが、その内部というのか暗闇をささえるエネルギーは薄まるどころか強まっていくという驚き。何か帰納的な推論では予想もつかないような事実が展開しているということ。それから、原子がつながりをもつ「力」をもしも欠くなら、すべての存在が解体してしまうという驚き。(このへんの記述は正確ではありません…)

 未知の世界が少しだけ身近になったかな。