霜村さんの学校へ行った。校内研修の研究授業に参加する。南武線に乗り府中本町で武蔵野線に乗り換えた。25分くらいで北朝霞の駅へ。
ぼくが昭島の小学校に勤務していたころ国立に住んでいて、西国分寺駅ができた。武蔵野線が通るという。昔は貨物列車の線路だったような気がして、少しさみしいイメージがあったけれど、今はたくさんの乗客を乗せ、東京の府中から埼玉をぐるりと回って千葉の船橋まで行く。名前にふさわしく武蔵野を走っていく。不思議な電車だなと思う。
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家を出たのが12時。北朝霞1時着。一度くらいしか寄ったことのないロッテリアで、エビバーガーを注文する。「セットにしましょうか」と言われて「はい」と答えるとポテトがついていてびっくり。こんなに食べられないよ。
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朝霞第十小学校までタクシーに乗る。校長室で少しお話。授業者は二年生のK先生。教材は国語。物語文『スーホの白い馬』…。
5時間目が始まって教室に行くと、小さな子どもたちの目が一斉に集まってきた。キラキラと輝いている。
「山崎先生ですよ。ごあいさつしましょう!」
子どもたちはみんな、この授業が待ち遠しくてたまらなかったみたいだ。笑顔いっぱいでジャンプするようにぼくや先生たちを迎える。
子どもたちって、こんなにたくさんの先生たちに見守られてうれしいのだろうな…と思った。
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今日の学習は、スーホが生まれたばかりの白い馬をだきかかえて帰ってくるところ。スーホと白い馬の『つながりあう心』『切ない愛の物語』の始まりの重要な場面。
最初、子どもたちは、それまでの学習を思い出しながら、全員立ち上がって本をみないで音読し始めた。その声がよかった。
無理のない、やわらかな響きあう声…。それから様々な場面の話し合いに入っていく。どの場面でも子どもたちの一生懸命さが伝わってくる。
『何か白いもの』をだきかかえて帰ってくるスーホの様子を、なんとか説明しようと身振り手振りで伝えようとする子どもたちがかわいい。
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研究会は、授業者の自評と学年からの説明(これは霜村さん)、そして4つのグループでの話し合いとなった。ぼくも一つのグループに入れてもらう。最後に、全体会となり授業から学ぶことを話して言った。
子どもと真正面から向き合う授業。すてきな一日を過ごさせていただいた。
終わって、霜村さんと居酒屋で飲む。