S君、その後お変わりありませんか。この間はありがとう。

 二学期を終えたばかりの君と会って、少し痩せていたし、疲れがたまっているようで心配しました。

 「二学期はメチャ忙しかったです。正直、みんな“死んでいます”

 そんな言葉を聞いて、驚きました。若者らしく素敵な勢いを持って実践している君を知っていましたから、その君が「疲れました」というくらいだから、学校は相当な日々だったのでしょうね。

 いま、教師として生きるみなさんも、同じだろうなと思います。冬休みをむかえて、やっとゆっくりと、明日のことを考えずに眠ることができたでしょうね。

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 S君に聞きました。

「何がそんなに忙しかったの」

「何といっても行事に追われたことかな。林間がずれこんで、運動会があって、終わって学芸会、その後2週間もたたないうちに学校公開、それで個人面談があり、成績表でしょ…。何だかずっと休む間もなく毎日走り続けたみたいです」

 ぼくは、そのことを聞きながら言った。

「授業時間も伸びたよね。子どもたちも疲れているでしょう。

2年生に6時間目が導入されたり、3年生が6時間授業を何日かしたり…。それは子どもの成長発達から見ても信じられないことだ。午後の時間、生まれてわずか7歳~8歳の子どもたちが、朝早くから午後の3時すぎまで学習するなんて、なんでこんな無理なことがまかり通るのだろうね

 S君は別れ際に言った。

「ゆっくり休んでから、この冬はスノーボードを持って雪山に行きます」

 すごくいいよ。疲れを吹き飛ばし、大いにリフレッシュしてくださいね。

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 Mさん、お元気ですか。

 今年初めて教師になって、いろいろ楽しいことや辛いこともあったけど、それらを乗り越えて今日が迎えられたこと、頑張ったね。本当に、倒れずによくやったと思います。そうだ、Mさんだけでなく、M君やT君、そしてTさんたちも元気で冬休みを迎えられたでしょうか。

 少し先輩のU君、S君、K君たちは元気ですか。

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 そして、今年であった、全国の若い仲間たちのみなさん。たくさんの友人たちの顔が浮かびます。あの人もこの人も…。

 みんな本当にお疲れ様でしたといいたいです。