明日は滋賀へ

 明日の午後、新幹線で滋賀へ行く。23日の朝から青年教研がある。滋賀の友人、石垣さんを通して滋賀県教組書記次長の福井将道さんからお話があった。

 滋賀の青年教研の取り組みは、全教が発行している教育誌『クレスコ』の11月号に詳しい。この号の特集は『若い教師たちの教育実践』で前述の福井さんが、滋賀の若い教師たちの学びの様子を伝えている。

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 人に語るようなまとまった実践でなくていい、とにかく集まってふだん語れないことをしゃべろうよ、子どものことを語ろうよ…。そんな自由で、しなやかな発想の若い仲間の集まりから青年教研は始まったようだ。

 「学校で、子どもがまっすぐに並んでいることを褒められて、嬉しいと感じてしまう自分がいやなんです」

 第一回の青年教研ではこんな言葉が1年生を担任する若い教師から語られたという。今日の教育のあり方が鋭く問い返される。多くの教師たちが、良かれと思っている(思わされている)『学校の良識』は正しいのか。いつのまにか偽りの『枠組み』に捉われ、子どもと教育の真髄への瑞々しい思いを枯渇していくことへの恐怖。そのことへの拒絶!

『本当に大事にしたいことと、求められる指導との間に揺れる若い先生の困難が見え』ると、福井さんは書いている。

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 当日は、午前、午後と分科会が予定されている。その後、ぼくは何かを話さなければならない。石垣さんが電話をくださった。そのお話を心に浮かべながらレジメを作る。

 ぼくで役立つか分からないけれど、若い仲間の教師たちと出会えることがうれしい。楽しみだ。