高知県の四万十へ

 5日、土曜日の朝早く家を出て羽田から高知に向かった。高知県教組委員長の西山さんから教育研究集会への参加のお誘いを受けていた。

 高知竜馬空港に着くと雨が降り始めた。集会は四万十川の畔、中村市の小学校で行われる。車の送迎はお断りして高知から特急に乗った。『南風3号』―。アンパンマンのキャラクターが天井に描かれ、音楽も流れる。約2時間の電車の旅だ。

 緑の残る山々の風景の中に、赤い柿の実が、途切れることなく続いていたのが印象深い。田はもうすっかり稲が刈り取られていた。

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 午後1時24分中村駅着。駅には西山さんと書記長のAさんが迎えに来てくれていた。昨年の安芸の教育研究集会でお会いして以来だ。「お久しぶりです!」

 車で中村南小学校に行く。もう午前中から分科会が実施されていた。

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 全体会で福島の高校生たち4人が、福島の子どもたちの詩と『わたしたちの願い・意見』を語ったが、これが胸にズシリと重く響いた。高知宿毛の高校生と交流し、福島の高教組の方が引率されて来ていたのだ。

 全体会終了後、夜の懇親会に出る。高知の様々な地域から泊りがけで研究集会に来ている。何か教育を考えあい学びあうことへの大きな迫力を感じた。