編集会議
法政大学で雑誌『教育』の半期を見通した全国編集会議があった。
滋賀の石垣さんや京都の吉益さんと出会う。
「台風で新幹線が遅れたでしょう」
「40分くらいね」と吉益さん。
「ぼくは昨夜から東京に来ていました」と石垣さん。
香川の中尾さんは来られない。飛行機が飛ばなかったのだろう。3月と9月に行われるこの会議を中尾さんはいつも楽しみにしている。昼の論議と夜の飲み会の両方を…。この日、会議は午後の1時から6時まで。終わって飲みにいった。
編集委員の佐藤博さんは、北海道教科研のシンポジウムで札幌へ。飛行機は揺れなかっただろうか。
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会議のなかで、まだ決定ではないけれど『若い仲間の教師のページ』を作ろうという声が上がった。若い教師たちの子ども理解や教育実践を見開き2ページで毎号紹介していこうという試み。大賛成。
全教の雑誌『クレスコ』でも若い教師たちのリレートークが展開されている。誰もが驚くような凄い実践なんかでなくていい、子どもと誠実に生きるなかで感じる『教師としてのふとした喜び』や『小さな子ども発見の物語』を描いてくれればいい。何だか楽しみになってきた。
飲み会の席で佐藤広美先生から言われた。
「もし、そういうページを作ったら山崎さんやってくれる?」と。
「勿論です」とこたえる。
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雑誌『教育』は来年の4月から出版社が変わる。K出版社だ。編集者のMさんとWさんが見えていた。Mさんは誰もが知っている。Wさんとは初めての出会い。ところが名前をお聞きして「はっ」とした。もしかしたら、かつての雑誌でお世話になった方ではないか。
このWさんと帰り道一緒になる。するとWさんが言った。
「先生、雑誌Kでお世話になりました。先生には詩の授業の実践記録を書いていただきました。そして何度か…」
「Wさん、覚えていますよ。わたしもそのことを、たった今、お話しようと思っていたところです。もう20年近く前になりますか…」
「お会いするのは初めてですね」
「そうですね。当時はお手紙だけのやりとりでした。原稿も手書きでしたね」
懐かしい思い出だった。
明日も朝からこの会議は続く。