原稿を送る

 10月1日~2日と日本臨床教育学会がある。今年の3月、神戸の武庫川女子大学で設立総会があった。その第一回の大会が札幌の北海道教育大学で開かれる。

 先日、旅行会社に行ってホテルとセットの航空券を購入した。少し旅に出るような気分がして何だか気持ちがいい。

 ところが大変なこともある。それは原稿を執筆しなければならないこと。大会に向けて『日本臨床教育学』の『創刊特別号0巻』を発行するという。原稿を依頼されていた。40枚。テーマは『学習指導と臨床教育学』について。

 7月30日が締め切りで「さて何を書こうか」と悩んでいた。理論的なことと教育実践とを結びつけて執筆したいと思ったけれど、なかなかうまくいかない。理論的な部分にこだわると実践が軽くなってなんだか言葉だけ先行するような気持ちがする。

 それで、子どもたちとすすめる授業場面を取り上げながら執筆することにした。今度は、実践記録みたいになってちょっとどうかなと考えてしまった。

 でも、もうしょうがないなと思って、提出することにした。

              ※

 全国進路指導研究大会に参加している佐藤博さんに教科研大会のことで昼ごろ連絡した。

「ああ、いまさっきまで今泉さんと話していたところだよ」

 懐かしい。北海道教育大学の釧路校で大学の中心となり頑張っている今泉さんが多忙の中よく来たなあと思った。かつて3人で『子どもと生きる』という雑誌を編集していた。もう10年も前のこと。