教室詩集  ふしぎな時間 

   

いまが あっというまに

さっきに なって

さっきが いつのまにか

きのうのことになる

ぼくは ちっとも変わらないのに

どんどん 時間は走りぬけていく

それで ぼくは

いつからか ハイハイして

ヨチヨチあるき

かけっこができて

ひとりでごはんを食べて

おふろもはいれて

なまいきに

「母さん、まちがっているんだよう」

なんていう

         ※

ふしぎだな 時間

つかまえられないや

ぼくは いつも休み時間のことを考える

いまが どんどん おわったら

校庭であそぶんだ

ぼくが 魔法使いだったら

休み時間をいっぱーい

のばすんだ


 ※昔の学級便りを引っ張り出して調べ物をしていたら、こんな詩がありました。時刻と時間の学習で使ったものです。算数だってこんな詩から授業を始めてももいいのですよ。