二子玉川で

 マンションの水が午後から使えない。お昼と読書のために二子玉川まで歩くことにした。鞄に本を数冊入れて出発。今日は、少し青空がのぞいていたけれど多摩川の河原に遊ぶ人はいない。

 軽食のレストランを選んでスパゲティと紅茶を頼んだ。

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 最初に読み出した本は田中昌弥先生の翻訳した『子どもと教師が紡ぐ多様なアイデンティティ』-カナダの小学生が語るナラティブの世界―。

単語や文章の一つ一つにこだわりながら、内容を吟味し、わたしたちに分かるように丁寧に熱意を込めて翻訳されたことが伝わってくる。8月の日本教育学会でこの本を中心に田中先生と幾人かで語り合うことが予定されている。ぼくも発言しなければならない。どれだけぼくに理解できるか、挑戦でもある。

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少しして岩波ジュニア新書を取り出す。汐見稔幸氏編の『子どもにかかわる仕事』。渡辺恵津子さんから、この本が出版されることは聞いていた。楽しみだった。子どもにかかわる様々な人たちが登場する。渡辺さん、宮下さん、佐藤洋作さんたちが…。学童保育では片山恵子さん。中・高校生が読んであこがれるだろう。

それから、ぼくは、授業準備と29日の上尾で予定されている埼玉学童保育の研究集会のお話を考えた。全体会は岩川さんがお話される。

28日は、『学びをつくる会』がありますよ。6時から池袋の産業文化会館で大谷猛夫さんのお話。『原発問題をどう中学生に教えるか』―。