メッセージ集を読む

 昨日の教科研『五月集会』で今回の大震災や原発災害に対する思いを集めた、様々な人たちのメッセージ集が配られた。

 一つひとつの文章が重く深く心に響いてくる。

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 私は、今回の震災や原発に対する思いを言葉にしようとしたが、なんだかどれも真実をつながらないようで、書くことが躊躇われた。語る深さのない自分のこれまでの生き方も問われてくる。

 それでも…と思い、このブログに書いた詩を再度読み直して、体から生まれる言葉をと願いながら綴った。削除していただくのを覚悟して…。

 友人たちと語り合った。

「安易には書けない…」

 この言葉は、真実を突いている。今回の膨大な災害を前にすると、書き出すその手からボロボロと言葉が崩れ落ちる。感情がふわふわと宙を舞うようで体から抜けていく。

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 それでも書かれた文章を読むと、考えさせられることが多かった。教科研に寄せられたこの声は、現代を生きる心ある人たちの祈りがこめられているように思った。そうした思いを持つ人たちに教えられながら、共に過ごす空間を生きられることをありがたいことだと思った。言葉が空を飛ばないためには誠実に学び続け、考えることをいつまでも辞めないで続けるしかない…。そんなふうに思った。

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 今日は、午前中はそのメッセージ集を読み、午後は、いくつかの原稿を読み直し、短くしたり書き直したり、追加の文章を書いたりしていた。五時頃終えて散歩のように本屋に行く。

6時半帰宅。しまった!歯医者の定期健診の予約を五時に入れていた。忘れてしまった。あわてて電話をかける。