仕事、仕事

 昨日から、3月中にと頼まれていた原稿にとりかかる。

最初に資料を読む。原稿の内容を考えていると、ふと思い出すことがあって廊下の本棚まで雑誌を取りに行った。玄関通路が広いので、両側に作り付けの本棚をつけてもらってあって、そこに文庫本とか新書類とか単行本などが置いてある。机の周りの方は教育書や関係する新書類。

ガラス扉を開けて『教員養成セミナー』二冊を棚から引っ張り出した。私の雑文を読む。なつかしい。

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 およそのプロットをたてて書き始めた。いつものことで遅遅として進まない。分量が多すぎても駄目。どのくらいで切っていくのかそれが難しい。9時から2時間ほど仕事をして一旦休む。お湯をわかして日本茶を入れた。ゆっくりと丁寧に入れる。娘が「おいしい」と言って喜んでくれた。自分でもおいしいと思う。

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 30分ほど休憩して再び机に向かう。やる気がなくても座る。少し仕事モードになる。眼が疲れた。休憩だ。読みかけの庄野潤三の小説『野鴨』を読む。2時まで仕事をして外に昼を食べに行った。

 中華の店で窓際の席に案内され『モヤシそば』を注文する。本屋さんをぶらぶらして再び家に帰って仕事。郵便ポストを見ると『日本の学童ほいく』4月号が入っていた。毎月、丁寧に送ってくださる。

 再び仕事にとりかかり6時になって「もうやめた」と言って打ち切った。明日までに何とか形にしたい。なぜなら読みたい本が、何冊もまわりに積んであるのだ。ちらちらとそちに眼が行くが、「仕事、仕事」と自分を戒める。