読書・原稿・その他

 日曜日。朝の食事を簡単に作る。パンをトースターに入れ、フライパンでソーセージを焼く。白菜を炒めるなんてしたことがなかっが、最近、塩と胡椒を軽く振って火を通すとけっこうおいしいことがわかた。それから、たいてい卵焼きもつける。紅茶を入れて食事。

 土曜日はBSの『釣り番組』を見ながら食べる。そして『週間ブックレビュー』を見る。これは、佐藤博さんも毎回見ているという。

 本の内容に興味をひかれないときはテレビを止めて机に座る。

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 今朝は、二つの新聞に軽く目を通した後、観念して机の前に座った。『都留の臨床教育学』第4号の原稿に取り掛からねばならない。締め切りが近づいている。原稿用紙30枚。さて何を書くか…。ゼミの学生たちの“子ども理解”の広がりや深まりについて書くことにした。

 しばらく集中した後、疲れたので席を立つ。小説を読み始めた。この間から何冊かの本を読んでいて今日も一冊読み終えた。数日前に読み終えた本、『週間ブックレビュー』で紹介されていた『ある小さなすずめの記録』(―人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯)が面白かった。イギリスのピアニスト、クレア・キッブスの書いた実話。足と翼に障害を持つすずめの物語。『西の魔女が死んだ』を書いた梨木香歩が訳している。箱入りの美しい本だ。

 教育関係では、岩波現代文庫の『子どもと暴力』(森田ゆり著)を読んだ。拙著『希望を生みだす教室』の第2章『子どもの心の危機を考える』と内容でつながりあうことが多く考えさせられた。

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 小説を読み終えて再び原稿に取り掛かる。なかなか進まない。締め切りまでに書き終えることができるだろうかとふと不安になる。