学生たちと学校公開へ

 「23日、学校公開があります。ぼくの前いた学校です。研究校などといった特別の発表ではありません。みなさんの少し先輩たちが、一生懸命、子どもたちと授業に取り組んでいる様子が見られます。行きませんか。都留からは遠いけれど見学希望者は多摩川線の下丸子駅に8時20分集合してください」

 昨日の夜、Sさんからメール。

「明日の学校公開に行きます。下丸子の駅に8時24分頃着きます」

 よし明日は久しぶりに早起きして学校へ行くぞ。なんだかちょっとワクワクするな。

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 多摩川駅で校長さんと出会った。おしゃべりしながら下丸子へ。日曜の駅は閑散としている。暖かなお日様の光が駅舎に当たる。

 電車がやってきた。ホームを歩いてくるのはSさんだけではなかった。FさんとTさんも。

「君たち、都留からやってきたんだよね。何時に出たの」

「5時半頃です」「…!」凄いなあ。

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 学校に言ったらびっくり。私たちの控え室を用意してくれてあった。温かなお湯のポットとお茶まで用意してくださる。これでは何だかお客様みたい。申し訳ない。

「どの学年を見学しますか」と私。

「先生が担任していたクラスに行きたいです」

「うーん、それはちょっと避けようと思っていたんだけどね…。じゃ、授業の終わりごろに顔を出すことにするか」

 若い教師のNさんやS君の教室を覗く。それから私の元担任していた学級へ。2時間目はI先生の5年生の算数の授業。3時間目は6年生のS先生の国語の詩の授業を見学。感謝。

 廊下で教室で、子どもたちが私を見つけて眼を丸くする。私の知らない子たちまで。一瞬声がでない。「あっ!」と言うのが楽しい。まさか、えっ、山﨑先生がいる…、なぜ。シャイで近づけない子。遠くから手を振る子。「先生握手して」と言う子。いろいろな学年の子どもたちといっぱい出会ってうれしかった。でも、おじゃまだったかな。

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 明治大学で教科研の夏の大会の打ち合わせが12時からある。とても間に合わない。4時間目は学生たちと別れてS君の算数を見ていた。

 終わって控え室を出ると校庭で体育をしていたYさんが私を見つけて「山崎先生!」と手を振ってくれる。私も手を振り返す。若い教師のYさんの笑顔がまぶしい。

「先生、ブログ読んでますよ!」「えっ、それはありがとう」

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 授業を久しぶりに見学してとても楽しかった。そして、元気いっぱいの子どもたちや若い先生たち、仲間の教師たちと出会えて本当によかった。主事さんたちにも親切にしていただいた。感謝。