活字の海

 何げなく『活字の海』なんて書いたら椎名誠を思い出した。

 今日は朝から活字の海の中を泳ぐ。

 頑張っておきた。まずはパンをトースターに。それから紅茶をわかし、お皿にレタスをのせた。卵のスクランブルとソーセージあたりをフライパンで焼くのだが今日はやめ。原稿モードに自分を追い込まないと!

 パンの焼ける音。マーガリンをぬって新聞を眺めながら食べる。「何!『教師が親を訴えた』だって?!」

驚いた。何だか殺伐としてきたな。

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 新聞の後は読みかけの推理小説に手が伸びる。残りが30ページぐらい。「ええい、読んでしまえ」と読み始めた。読み終えると1時間近くが経過していた。やれやれ。それからパソコンを開く。途中、少し休憩を入れてカタカタと文字を打ち続けた。午後4時、一旦区切りをつける。久しぶりの集中で肩がこった。グルグル腕を回す。こうすると翌日に痛みが残らない。

 それから明日の授業の準備。少しメモをとる。5時半から30分ほど相撲を見た。6時からゼミで扱っている田中孝彦先生の本を再読。夕食後は卒業論文を11時頃まで読み続ける。二冊しか読めない。申し訳ない。

 申し訳ないといえば学校で頑張る仲間たちのことが浮かんでくる。学校は朝8時半には授業開始。キリキリするような廊下の寒さの中をたくさんのプリントを抱えて教室に向かっているだろう。Y小は学校公開が近い。一日5時間の授業を楽しく計画するのは大変だろうな。