懐かしい電話

 少年少女センターでお世話になったNさんから電話があった。7・8年ぶりだ。「なつかしいです。お元気ですか」

「元気ですよ。センターの仕事をまだしています」

私は、29歳で昭島市から狛江市に転勤。そこで最初に担任した5・6年生のお母さんの一人がNさん。クラスみんなで保護者たちと箱根彫刻の森やアスレチックに行った。卒業の年の冬休みは向ヶ丘遊園のスケートリンクへ。

いろいろな困難に出会うたびに、保護者たちをまとめ支えてくれた。6年生になった子どもたちの何人かが『夏の少年団キャンプ』に出かけていった。

狛江市で開いた『青空学校』では、いつも裏方として全体を支えてくださった。私の娘もお世話になる。素敵なお母さん。娘さんは東京で教師となる。

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「先生、明後日、大田でお話をなさるでしょう」

「えっ、どうしてご存知なんですか」

「大田にも少年団があったのを知っているでしょ。そこから連絡がありましたから」

 驚いた。そうだそうだ。大田には素敵な少年団があったのだ。いまも続いているのかな。昔そこで活躍する中学生・高校生指導員たちと出会ったっけ。みんな素敵な青年になり、大人になって様々な活動をしている。教師になった子も数人いるよね。KさんやMさんもそうだ。

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 23日は大田区の新宿小学校で『第26回大田・子育てのつどい』がある。午前中の全大会で『子どもの“いのち”輝くように』という題でお話をする。さて、どんなお話をしようか。子どもを育てることの喜びを感じてくれたらうれしい。Nさんも来るという。少し恥ずかしい気持ちもする。

 今日は、朝から『生活指導論B』の授業のレジメを作っていた。