みんなが龍馬みたい!
5月29日、土曜日、早朝高知に向かった。空港に10時着。『第32回
「ここから約1時間かかりますよ」
四輪駆動の金色の車体が、太平洋を左手に見ながら走る。
「ちょっとお昼を食べて行きましょう」
Iさんはそう言って、うどん屋さん『いおぎ(伊尾木)』に連れて行ってくれた。駐車場は車でいっぱい。暖簾をくぐる。土間に木作りのテーブルが並んでいる。大きなテーブル席の片側に並んで座った。
「はい、できました」5分も待たないうちに、注文した『かけうどん』がやってきた。唐辛子をサッと振って食べる。うまい!うどんの固さと汁とうどんそのものの味がいいのだ。もう一度、食べたい。今も思い出す。
「四国は、どこもうどんがおいしいですから」とIさん。
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8年近くまえ、香川の中尾さん(現県教組委員長、当時も)に呼ばれて空港から観音寺に行ったのだが、その途中でも、田園の中の『うどん屋』さんに連れて行ってもらった。あのときもおいしかった…、そんなことを突然思い出していた。
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『集い』が始まった。横山委員長の挨拶のあとサークル紹介があって感動した。7つも8つも民間教育研究団体が活動していて、小さなパフォーマンスで参加者をひき付ける。Hさんもギターで歌っていた。「研究会で会うときの姿と全然違って、まさに実践家のHさんの輝く姿を見てうれしくなりました」と、Hさんに思わず言ってしまった。
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90分のお話をして分科会に参加した。生きることの傷や痛みを背負い、学ぶことへの希望を失った子どもたちの姿がここでも報告され、胸が痛んだ。報告者のN先生は、その子たちと全力でぶつかっている。深い愛なしには出来ない実践を聞いて心が震えた。
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夕方から懇親会があった。飲みながら私は言った。
「高知に来て、一番びっくりしたこと。それは、NHKの『龍馬伝』を私は毎回楽しみに見ているのですが、高知に来たら男の人たちがみんな龍馬になってしゃべっているでしょ。龍馬がいっぱいいるみたいで感動してしまいました」
飲み会の席でのHさんとYさんのやりとりなど、まるで龍馬と半平太がしゃべっているみたいに聞こえたのだ! みなさん爆笑した。
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9時半頃ホテルに戻って一人温泉につかる。ひさしぶりに…。
今朝は、高知城を訪ねた。近くの高知文学館にも寄って。日差しは、もう完全に夏だった。暑い! 傘をさして日曜市を歩く。東京に着くと、寒い寒い。何ということか!