小さな学習会と出会い

 目黒区で学習会があった。『5月・6月の学級づくり』がテーマ。4月の出会いの後、子どもたちの生活や学習に慣れが生じ、学級がうまくいかなくなるときもある…。大切なこの時期をどう過ごしたらいいか語って下さい…と。

講師依頼はSさんから。狛江時代に青空学校や組合の仕事を共にした尊敬する仲間だ。もう中学校を退職して大学の講師をしている。

            ※

会は夜の6時半。早めに家を出て自由が丘で降りた。このブログで「駅前の本屋さんにも寄ってくださいね…」とコメントのあった店に寄る。ロータリーの前の、昔から個性あふれる本を並べている店だ。なつかしい。子どもの本がきれいに並べられていた。岩波の様々な本もあって思わず『ゴーディマ』の本に手が伸びる。

            ※

時間がきた。自由が丘から祐天寺へ。降りるのは初めて。地図を頼りに旧区役所後まで歩く。途中、お店で道を尋ねた。丁寧に教えていただく。古くからこの土地で店を続けてこられたのだろう。

会場で、Sさんと久しぶりに会う。教科研の若い仲間のKさんが職場の仲間を連れてやってきた。それから、「あれっ?…」どこかでお会いしたことがある方が。

「先生、品川で講演があったとき、参加させていただいたTです」「あっ、Tさん。ぼくにメールをくれた方ですね。きょうはまた…」

「品川から目黒の学校に変わりました。品川のときのお話が素敵で、あのときは『国語』に集中していたのですが、もっともっとずっと国語のことを聞きたかったです。でも、きょうは『学級づくり』ですが先生のお話を聞きたくて来ました。『国語』の授業のお話は、また何度かしてください

うれしい。こんなふうに言ってくださると、暖かで心熱くなる。

            ※

私は、自由な気持ちでテーマを中心に話をさせていただいた。レジメを用意はしていたが、話はあっちに飛びこっちにとび…。ごめんなさい。

            ※

終わって、何人かで食事にいった。帰宅は11時ごろか…。

また、若い仲間たち数人が、『教育実践ゼミ』などの学習会に参加したいと言ってくれた。初めてお会いしたIさんの言葉が心に残る。

「教師になってもう何年か経ちます。いま、私はこれからどんな教師になっていったらよいのかを考えていました。今日は、何だかその答えを教えていただいたようで、本当に来てよかったです」ありがとう。