K君の家の工場見学
「もっと遠かったっけ」「もうすぐだよ」
5時間目、掃除もしないでK君の家にいった。クラスみんなで。
10分ほど歩いてK製作所に到着。従業員はお父さん一人だ。
授業で取り上げていた小さな金属の穴あき部品は何であったか。
子どもたちの推理は『空気(酸素)』『血液』の二種類に分かれた。
「正解はね、血液です。人工心臓って知ってるかなあ。その部品なんですよ」みんな、びっくりした。こうした部品を丁寧にただ一人で作っているなんて凄いことだ。
工場の中を、Kさんは二班ごとに丁寧に説明してくれた。外で待つ子どもたちは、落ちているキリコを拾ってうれしそうだった。
※
学校に戻ると6時間目に入っていた。急いで帰りの会。
※
若い教師のSさんと矢口の消防署に出かけた。これも社会科見学の一環だから…。あれこれ忙しいな。
「バドミントンの試合も近いね。少し球うちしておきたいんだけど」「いいですよ」とSさん。それで、40分くらい練習できた。
電車の中で『運命の騎士』を読んでいる。少し、活字を追っても疲れなくなった。ほっとしている。