ジュースで乾杯、学校公開

 日曜日の授業参観。学校公開を聞きつけて、友人たちが、朝早くからたくさん教室にきてくれた。ありがとう。

 千葉や都留からやってきた学生さんや友人たち。神奈川や奥多摩からも駆けつけてくれた。きのう、学びをつくる会でご一緒されたIさんも…。教育実践ゼミで共に学びあった若い仲間たちも…。

 千葉大の片岡先生や、友人の田所さんと福田さんも見えた。二人とも埼玉大学で講師をしている。品川時代からの友人、Fさんもいらしていた。お名前を存じ上げない方や、ご挨拶できなかった方たちもいらしたと思う。お許しください。

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 一時間目は、道徳。『アムールトラのタイガとココアの物語(1)』。

二頭の写真を見て、子どもたちは鋭く楽しい発言を続けていった。私は、子どもたちを黒板の前に座らせ、ゆっくりと学びを進めた。

 障がいを持つ2頭のトラの物語、子どもたちは動物が大好きだから、瞳を輝かせて学んでいく。無理はしない。しなやかな心が育つのは、結果をあせったり押し付けたりしてはいけないのだ。道徳は、この後も、数時間このテーマで進んでいく。いま、学校で行われている一回きりの道徳の授業への、新たな問題提議でもある。

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 以下、算数、国語、音楽、総合と授業を続けた。どれも私なりに楽しかった。子どもたちの楽しくて鋭い発言や表現が生まれると幸せを感じるからだ。(それぞれの授業の内容は、またチャンスがあったら書きます)

 教室に60人を越える人たちが、1時間目から4時間目までずっといらした。授業を見るという行為は、とても疲れることだと思う。

 5時間目、保護者や学生さんたちと百人一首を楽しんだ。歓声と笑い声と拍手がいっぱい。最後に、わたしは小さな紙コップを70個用意して、5ミリくらいずつ算数の重さで使ったジュースを分け、参加者全員で乾杯した。

 「新しい年、みんなで出発だ。カンパーイ!」

 「カンパーイ!」

 子どもたちは勿論、お父さんやお母さんたちも、こぼれるような笑顔だ。


 ジュースの入った紙コップをみんなでぶつけあって楽しい一日を終えた。でも、やっぱり疲れたな。