シャープペンシル

  昨日、社会科見学でトラックターミナルを見学したとき、たくさんのおみやげをもらった。シャープとボールペン。それに、キーホルダー。わけてあげると、みんな大喜び。

  「今日は一日、授業でそれをつかっていいよ」

  「えっ、いいの。やったあ!」

  子どもたちは、うれしそうにそれを使って、社会科見学の新聞作りをした。I子が言った。

  「わたし、明日までとっておいて、明日使いたいなあ」

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  普段は「友だちがほしがるような文房具や、キャラクターなどの絵や飾りのついたものは、学校へは持ち込まないでね」と、話している。「塾や習い事や、家で友達と勉強するときなどは、勿論自由だけどね」―。それから、一年生からずっと大切に使い続けている筆箱などがあると、「いいなあ」と言って、みんなに紹介する。

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  4時間目の算数の時間、Y君やM君が机の上でなにやらゴソゴソ。あれ、やっぱりシャープでいたずらしている。二人とも、シャープを解体していた。「そうだよね。面白いのは分かる。ぼくもやったから。でもね、授業に集中しないとね…」そう、心の中でつぶやきながら、「Y君、M君、休み時間までちょっとあずかっておきますよ」と取り上げる。勿論、後で返すけれど…。

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  午後は、小中の交流会。6年生が中学に出かけていって授業を受ける。その後、それぞれの教科に分かれて交流会。私は、社会科の司会。集まった教師たちが、それぞれ社会科の得意なところがあって楽しかった。私は大学時代、友人たちがみんな、地理や経済、社会学、歴史などに分かれていったが、ふらふらしていて道を選べず哲学を選択した。哲学へのあこがれがあったのだが勉強はまったくせず。卒論は、「社会科教育学と道徳意識の形成」だったかな。