京都へ
1月の4日から京都へ行った。東山の近くの宿に泊まる。娘夫婦の出会いの場所が京都で、昼を一緒にした。住んでいるわけではないが、娘たちの結婚式も京都だった。
京都というと教科会の友人、吉益さんがいる。新聞の連載をお互いにしていたので昔からお名前を存じ上げていた。突然の連絡は申し訳ないかなと思って、街を歩きながらどうしているかなと思った。そうしたら、ブログに吉益さんからメールが入っていて驚いた。恐縮する。副校長や校長の役割について共感するところと、中には心ある管理職がいることを知らせてくれた。その通りだと思う。ありがとう。
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京都はなつかしい。母方の祖母が叔父(母の弟)と暮らしていた。叔父は同志社で法学を教えていた。大谷大学の野球場の前の小さな二階家に住んでいて、小学生時代、一度遊びにいった。鴨川を一人で橋から橋へと歩いた。市電を何度か乗り換えたのを覚えている。
京都には大学時代、バドミントンの試合で仲良くなったO君がいる。東京に遊びに来てわたしの四畳半の下宿に四人も泊めてあげた。卒業した後、京都を訪れると、錦市場からあちらこちらを案内してくれてお茶漬けを食べさせてくれた。「これが、京都の食べ方だ」と言って。O君は、古典の研究者となり藤原定家の研究とか守覚法親王全歌注釈などの専門書を出版している。
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東山から青蓮院、知恩院、円山公園、八坂神社、清水寺の、いつものコースを歩く。お昼は、湯豆腐にした。清水の舞台に立つと若い二人連れがいっぱいいて、何度も「写真を撮ってください」と頼まれる。頼みやすい顔をしているのだろうと笑ってしまった。
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京都の本屋で探していた講談社文庫の本があって購入。うれしかった。喫茶店とかお茶やさんに寄って、時間があると読んでいた。