夏川草介「神様のカルテ」 | 喬生にっき(仮)

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こいずみたかおです。まいぺーすまいうぇいฅ•ﻌ•ฅ

やっと!!
やっと!!
やっと読み終わった!

神様のカルテ~。
なんかすごく時間がかかってしまった汗

映画化もした大人気作品なので、皆さんもうタイトルはご存知なのではないでしょうかキラキラ

信州の万年人手不足•超多忙な病院で働く、夏目漱石を愛する変わり者の医師•栗原一止。
当たり前のように専門外の患者の診察を受け入れたり、徹夜続きが当たり前の過酷な現場。
大学病院で高度医療を学ばないか?という誘いに決断を下せずにいる彼の前には、今日も今日とて仕事の山ーー…

とても面白かったです!
仕事は常に完璧な環境でできるとは限らず、時には最悪のコンディションの中で手を尽くさなければならなかったりする。
そんな中でも、投げやりにならず、目を逸らさず、悩みながらも「医師として」どうすれば良いのかを考え、力を絞る一止の姿がぐっときました。

また、仕事、ではないけれど「病院の職員を逆に癒やしてしまう患者さん」の、安曇さんからの手紙のシーンはとても優しくて、たまらない気持ちになりました。

生きていくためには働かないといけないけど、働くことで人を幸せにすることができる。
誰かと関わる時に思いやりが持てれば、それを受けた人は仕事の辛い面がぶっ飛んでチャラになったりする。
そんな風にみんなで生きていけたら、人生はすばらしい。
人生がすばらしかったら、また働こうって気になってくる!

コミカルなタッチだったりするシーンもあるのですが、そういうポジティブな気持ちを揺すぶってくれる根っこが確かにある、そんな作品でした。

綺麗な風景の描写も多く、美しい景色に浸りたい人にもおすすめですにへハート


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