イスタンブール大学のGunay博士らは東大でのシカのスキャニングを終え、せっかくのチャンスということで京都、奈良に行ったそうです。そして今日(5月10日)は麻布大学いのちの博物館を訪問しました。この日はちょうどオープンキャンパスだったので、高校生がたくさんきていました。展示室を説明したら、特に哺乳類の食性の展示と、ゾウとネズミの比較展示、それからハンズオンルームを高く評価していました。哺乳類の食性は左側に肉食のオオカミやライオンの頭骨、右側に草食のウマ、ウシの頭骨、中央にルなどの雑食性の頭骨を並べて、歯の形が見やすいように展示し、同時にタヌキの意内容物から検出した種子類などを展示したものです。

 ゾウとネズミの比較というのは体重が4トンもあるアジアゾウの全身骨格の前に、体重が40グラム以下のハムスターの全身骨格を比較展示したもので、これだけ違うのに水平な背骨、戦隊位に頭が亜あり、末端におがあり、四肢があるという基本構造は同じであることを見てもらうものです。同じ共通の祖先から進化の過程でこれほどまでに違いが生じたというのをこうして比べると感慨があります。

 ハンズオンというのは「手を置く」ということで、普通、博物館では標本はケースに入っていますが、ここでは来館者が手で触れるようにしています。そして学生が解説をするようにしています。

 

ゾウの全身骨格の前で記念撮影

 

 その後、標本収蔵室でタヌキの頭骨を3Dスキャニングをしました。この種の研究では表本数が10や20では足りないのですが、東大のシカは1000以上、麻布大学いのちの博物館のタヌキも数百あるので、十分な数があると喜んでいました。

 

タヌキの頭骨をスキャニング

 

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