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あゆみは、叶子より随分年下だったが、叶子の友人知合いの中では、一番背のすらりとした、手足も長い、なかなかの美人だった。
叶子 「スチュワーデスになれば良いのに」
あゆみ「フライト・アテンダント、、?」
「一応合格したんですけど、、。」
「モデルの方が先に決まってしまってて、、、」
「エージェント契約取り交わした直後に
”スチュワーデス”の合格通知が来たのですよ。」
ほんのあと5cm身長があったのなら、この世の中のすべてはまるで違って見えたのではないか。
小学4年生からの身長をずっと維持し続け大人になった叶子は、そんなふうなことを常に真剣に考えていた。
だから、叶子には、あゆみの背の高さが呼び込んだ贅沢な選択肢が、単純にこころから羨ましかった。
叶子 「「天は二物を与えない」って、背が高くて美人のあーたには
当てはまらないわね。」
あゆみ「それなりの悩みもあるんですよ。」
身長170cmのあゆみがヒール10cmを履くと、最低180cmの男性でないと横並びに釣り合いが取れないということらしい。
今時の男性は、女性の方が男性より多少背が高くても、気にしない風潮とも聞くが、あゆみは古風な女だった。
(女の私)自分の方が背が高いのは絶対(相手の方に)申し訳ない、と信じていた。
突然全く未知の世界、モデルの世界へ飛び込んだあゆみ。
他の新人モデルの中でも、背の高さに加え、何と云ってもあゆみの手足の長さは圧倒的に素晴らしく、特にレンズの向こう側の人間たちから常に称賛の的であった。