学問の季節 | 沖縄旅行 その他旅行のブログ

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2012(平成24年)からの沖縄、北海道、九州、本州の旅

 受験シーズンともなれば、合格に因んだゲン担ぎやダジャレが巷を席巻します。堀家ゆかりの上野大仏『落ちない大仏』もその一つです。今年になってスーパーのチラシに鶏肉で合格を獲りに行く!のダジャレが踊るようになっています。多分、ちょっと前まではカツ丼で勝つ!とか、キットカットできっと勝つ!とかいう宣伝がスタンダードだったと思うんですが、カツ丼だけじゃなー、キットカットはお菓子だし、というのでバリエーションを求めて鶏肉に手が伸びた、というところなのではないでしょうか。鶏肉と言うなら自分なら前から言ってるように、鶏の唐揚げを使って、『ここから上げて行こう!』で鶏の唐揚げも宣伝チラシに加えるけどな~。ま、鶏肉買うなら高確率で唐揚げにするだろうから、そりゃ蛇足かも知れないけど。実際に自分の受験シーズンは毎日のように鶏の唐揚げを食べてました。それは、ダジャレ効果を狙ったからではなく、単純に唐揚げが好きだったのと、お弁当にも入れられて便利だし、火の通ったものを食べることで食中毒を避けたい、と思ったからでした。

 さて、受験シーズンと言えば学問の神様、天神様や湯島聖堂も人気なのだと思います。1989年のエッセイを読んでいたら、湯島聖堂にある楷の木は曲阜の孔子廟に孔子の弟子の子貢が植えたものの実を林学博士白澤保美氏が日本に持ち帰って育て、旧制浦和高校、湯島聖堂、足利学校、閑谷学校、多久聖廟に植えたのだと書いてありました(畑和埼玉県知事 5月17日日本経済新聞)。湯島聖堂のホームページには『大正四年、林学博士白澤保美氏が曲阜から種子を持ち帰り、東京目黒の農商務省林業試験場で苗に仕立てた』とあります。この中ではとりわけ閑谷学校の楷の木が有名ですね。特に紅葉の見事さで、毎年のようにテレビ中継されます。名勝閑谷学校の景観を際立たせていて、一度見てみたいなあ、と思いつつ果たせず、今日に至っています。最寄り駅は山陽本線の吉永で、この駅には何度となく降り立ったことがあります、岡山国際サーキットに行くために。サーキットに行く時は朝早く駅を通過、夕方にまた通過するので閑谷学校に行けるタイミングがなかなかないのですね。イメージでは、閑谷学校は心静かに学ぶ気持ちになれそうな風情ある場所で、吉永の駅はそんな名所の最寄り駅の風情に相応しい静かさのある駅です。隣駅の三石付近もレンガ造りの趣ある一帯です。