本日をもって、私の所属する決算特別委員会・教育こども分科会が終了。
個別の課題はもちろん、先日の「こども医療費無償化」をめぐる議論でもポイントになった、「子育て世帯の経済的負担の軽減策」について、考えを質してきました。
そちらのご報告も行いたいのですが、まずは一般質問のご報告を完了させねばっ…!
ということで、今週もどうぞお付き合いくださいませ♪
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以前の投稿に続きまして、人事異動に関する質問&答弁の3点目です!
(たかの)
人事異動の際は理由の説明を義務付けるとともに、希望する職員については、人事部に対する確認や質問の機会を設けるべきと考えるが、市の見解は。
(市当局)
「人事異動の際は理由の説明を義務付けるとともに、希望する職員については、人事部に対する確認や質問の機会を設けるべき」とのご意見については、人事異動に対する職員の納得感や信頼度を高めるための効果的な手法であることは、市としても認識している。
現状の取扱いとしては、人事課に直接申出があった職員に対しては、可能な範囲で対応しているところだが、センシティブな内容を伴う場合など、異動理由を詳らかに説明することが困難な場合もあるほか、異動した職員だけでなく、異動しなかった職員に対しても説明する必要が生じ、全体として相当の事務量が発生することに繋がる。
人事異動の理由を職員に説明することは望ましいことであると考えているが、現在の人事担当課の体制で対応することは非常に困難であることから、仕組みとして導入することについては慎重に検討する必要があると考えている。
→やりたいとは思っているけど、現在の人事課の人員体制ではそこまで手が回らない…ということですね(._.)
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この件も含めて、一般質問の最後に述べた意見・要望は以下の通りです。
今回の質問が、本市の人事制度の改革につながり、職員さんの前向きな気持ちを引き出す一助になれば嬉しく思います。
(たかの)
まずは「他の人事施策の課題も含め考え方を整理する必要がある」「特別編を改定することについて検討が必要と考えている」とのご答弁、前向きに受け止めました。
また、「長期在課の解消に重点をおいた人事異動の実施に努める」「各職員の業務経験にかかる詳細な内容を一元管理することが十分に出来ているとはいえず、他市の運用状況も参考に、その手法について検討する」とのご答弁も高く評価します。
ぜひ、具体的な取り組みを早期に進めていただくよう要望します。
「異動理由の説明・開示」については「効果的な手法であることは認識している」としつつ、「現在の人事担当課の体制で対応することは非常に困難」とのことでした。
人事部は各部署との間で、必要な職員数などを折衝する立場であり、自らの部署に人数を手厚く配置することは、気が引けるのかもしれません。
しかし、それによって全職員のフォローに手が回らず、モチベーションの低下や離職を招いてしまっては、本末転倒です。本来、人事部は定型的な業務より、人事制度の構築・改善など、組織運営に資する前向きな取り組みにこそ注力するべきです。
それを可能にするための十分な体制を構築するよう要望します。
こうした重要な部署に人員を充当するためにも、2点目のシルバーに関する質問で申し上げた通り、外郭団体への職員派遣は極力控えるべきですし、3点目に取り上げた観光事業のように、優先度の低い事業は縮小していかなければなりません。
先日も事務職の新規採用について、実施の有無を含めて未定と公表したことで大きな波紋を呼びましたが、本市の組織運営は場当たり的と感じる局面が多く、長期的かつ経営的な観点が欠けています。
人事制度は組織の根幹であり、本日取り上げた人事異動のみならず、会派として、今後も幅広く提言していくことを申し上げ、私たかのしんの一般質問を終わります。
