公立保育所の民間移管は予定通り進めるべきです! | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

3月定例会も5月臨時会もつい先日だったような気がするのに、もう6月定例会が目前に迫っています。

今回も一般質問を予定しており、代表質問を担った関係で4定例会連続での登壇となります!

その準備に追われているところですが、まずは3月定例会のご報告を完了させねば。

と、いうことで、代表質問のご報告、本日は公立保育所の民間移管についてです!

 

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(たかの)

本市は現在、公立保育所の受入枠を縮小しつつ、待機児童対策を進めているわけですが、待機児童対策を理由に公立保育所を存続させようという論調があることに、強い懸念を抱いています。

なぜなら、公立保育所の民間移管は、平成19年に示された民間移管計画以降、約20年間にわたって議論や折衝を重ねた取組であり、目先の状況だけで、簡単に方針を転換してよいものではないからです。特に、本市は民間移管にあたり、公立園の近くに民間の保育所を先行整備し、待機児童の減少にあわせて公立園を閉園する、という形式を取っています。

対象の3園についてはようやく閉園時期が示されたもので、これ以上の延長は、先行して整備した私立保育所との関係性にも影響しますし、これらの公立園は閉園を前提としていたわけですから、そのまま使用し続けるには、大規模修繕などが必要となります。

 

我が会派は長年にわたり、補助額の4分の3を国・県が支出する民間保育所に比べて、市立保育所の運営は市の費用負担が重すぎること、民間保育所の方が延長保育などのサービスが充実している傾向にあること、公立保育所の現場で人員不足の課題が生じていることなどを理由に、公立保育所の民間移管を主張し続けてきました。

保育所民間移管計画で定められた公立保育所3園の閉園は、予定通り進めるべきと考えますが、市の見解をお聞かせください。

 

(市当局)

保育所民間移管計画(案)でお示しした民間移管対象3園につきましては、既に令和8年度末での閉園を決定していた今津文協保育所に加え、令和5年3月に策定した西宮市幼児教育・保育のあり方において、残りの2園についても令和12年度末をもって閉園を完了することを公表しています。

令和5年5月には、鳴尾北保育所を令和11年度末、朝日愛児館を令和12年度末で閉園することとし、在園の保護者に対する説明会や入所申込者への周知も行っており、閉園に向けて予定通り進めてまいります。

 

(たかの)

私たちは、こうした(←前回ご報告した内容を指します)待機児童対策の充実を前提に、公立保育所の民間移管を進めるべきという立場です。

既に対象とされている3園については、予定通り閉園するとの答弁で安心しました。

あわせて、他の公立保育所についても、民間移管を検討するよう要望します。

今後の児童数の減少を見据え、公立保育所が需給調整機能を担うという考えも一定理解はしておりますが、長期間にわたって高コスト体質の公立園を運営し続ける必要性は薄く、今後の課題として指摘しておきます。

 

 

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冒頭に述べた通り、公立保育所の民間移管と、保育所待機児童対策は別の課題です。

待機児童の多さを理由に、閉園時期を遅らせることには賛同できません。

公立保育所が閉園する地域で、どうしても保育施設が不足するのであれば、他の地域と同様に私立園の整備を目指すべきです。

昨年の教育こども常任委員会では、鳴尾北保育所の閉園時期が特に議論となったんですが、閉園時期は約5年後ですから、いま以上に少子化が進んでいる可能性も十分にあると思うんですよね。。。

 

それでは今日はこのへんで!