議運委員長を拝命しました&学びの多様化学校について | 西宮市議会議員・たかのしん公式ブログ

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兵庫県西宮市の若手市議、鷹野伸(たかのしん)の公式ブログ。1990年(平成2年)生まれ・35才、政党無所属、現在2期目。日々、地元・西宮を奔走しています!

昨日から2日間行われた臨時会にて、今年度の議会役職が決定しました。

私は、議会の運営全般について協議する議会運営委員会の委員長を拝命しました。

議運委員長といえば、同副委員長・正副議長とあわせて「議会4役」とも呼ばれる重要な役職。

近年は議会全体の若返りが進んでいますが、従来なら、もっと期数や年数を重ねた方が担われるポジション、というイメージがあります。

貴重な機会を頂いたことに感謝しつつ、公正・公平な運営に努めてまいります!

 

そして常任委員会は、昨年までに引き続き教育こども常任委員会に。

我が会派では2年ごとに交代するケースが多いんですが、今回は部活動の地域移行など継続して取り組んでいる案件が多いため、志願して3年目に入ります。

地域移行以外の課題も含めて、しっかりと取り組んでまいります!

 

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さて、代表質問のご報告、本日は「学びの多様化学校」について。

学びの多様化学校とは、不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を行う学校のことで、不登校特例校とも呼ばれます。

施政方針で設置に向けた検討を進める考えが示されたため、以下の質問を行いました。

 

(たかの)

学びの多様化学校の設置により期待される効果と、必要な財源・人員、整備場所の候補についてお聞かせください。

 

(教育委員会)

学びの多様化学校の設置の目的は、不登校児童生徒の個々の状況に応じた、誰一人取り残されない多様な学びを保障することです。

学びの多様化学校で得られた成果は、他の学校に還元していくことも期待でき、すべての学校にとっても意味のある設置になると考えております。

現在、教育委員会では、不登校対策全体の課題を検討する中で、その設置も含めて研究を進めているところです。

 

学校形態としましては、主に廃校など学校設備をそのまま活用する「学校型」、一般の小・中学校を母体とする本校を持ち、一部の学級のみを学びの多様化学校に指定する「分教室型」、その他「分校型」などがあります。

設置する上での必要な予算については、学校の形態、学校規模、大きな改修が必要な場合や既存施設をほぼそのまま使用できる場合などにより、様々です。

先行事例を見ますと、「分教室型」や「分校型」では数百万円から数千万円程度の例があり、「学校型」では、数千万円から億単位の費用を要する例があるなど、条件によって大きく異なります。

本市としましては、予算面を十分に考慮し、学校の形態、人員、整備場所の候補についての検討も、先行事例の研究や視察等も行いながら、スピード感を持って進めてまいります。

 

(たかの)

学びの多様化学校については、設置も含めて研究しているという状況で、「学校型」か「分教室型」といった種別もまだ決まっていない段階と分かりました。

不登校児童・生徒の支援は重要な課題と認識しておりますし、そこに一定の人員・予算を投入することにも異論はありません。

一方で、先進事例では億単位の経費を要したところもあるということで、当然、財源の捻出はどうするんだという課題があります。

整備手法も決まっていない中で、人員や場所についての具体的な回答はありませんでした。

 

藤岡教育長は不登校児童・生徒の支援を重点的な施策の一つに掲げられていたと記憶していますが、教育長の任期はあと1年です。

その間で、具体的な成果や進捗が見られるのか、懸念を抱いております。

本件のみならず、教育長が目指すものについては、我が会派の菅野議員が一般質問で取り上げる予定としておりますので、そちらでの議論に委ねたいと思います。

 

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菅野議員の一般質問に対しては「令和7年度の早い時期には不登校対策の全体的な在り方を整理し、スケジュールなどもお示ししたい」との答弁がありました。

この件も、引き続き所属することになった教育こども常任委員会に報告があるものと思いますので、必要な指摘・提言を続けてまいります!