昨日は朝から総務常任委員会の傍聴に。
標題の通り、注目の案件である「財政構造改善実施計画」の素案が公表され、各委員から多くの質問・意見が飛び交いました。
本市が収支不足に陥っていることを受け、財政構造改善の検討が始まったのは昨年秋のこと。
その後、今年2月に「取り組みの大枠」が策定されましたが、具体的な内容は追って示すこととされていました。
その計画がこの度の委員会で(ようやく)発表された、というわけです。
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現在は年間約40億円の収支不足に陥っていて、それを5年間で収支均衡までもっていく。
それまでの間、市有地の売却などを進めて、貯金がゼロにならないようにする。
超ざっくり言うと、市がこれまで説明してきた方針はこういうことでした。
そして昨日の説明では「財政構造改善に取り組まなければ、2027年度に貯金がなくなる」「でも、この取り組みを進めれば貯金の減りは90億円くらいまでにとどめられるし、2029年には収支がプラスに転じる」ということでした。
…それだけ聞いて「おっ!いいね!その通り進めよう!」となるわけがなく。
・取り組み内容がこれでいいのか
・試算は妥当なのか
・計画通りに進められるのか
など、厳しく追及していくのが私たちの役目です。
だからこそ、昨日の委員会は白熱しましたし、私も提言を行っていきます!
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歳入増・歳出減の具体的な取り組みとして示された内容はこちら。
今年3月議会で私は「市民サービスを削減するより前に、市職員の待遇を見直すべき!」と強く主張しましたが、結局、市職員の人件費に対する取り組みが不十分なまま、サービスの削減が多く打ち出されたことは極めて遺憾です。
※ご参考
2024/4/17「市民サービスの低下は明らかです!」
https://ameblo.jp/takanostyle/entry-12848726981.html
そして計画上の大きな問題は、目標値が大枠でしか示されていないこと。
このままではタイムリーかつ正確な進捗管理など、できるはずがありません。
先日、所属する教育こども常任委員会でも指摘しましたが、効果額に積算されている内容には、流動的なものもかなり多いんですよ。
性質上、この取り組みは進めながら見直していくという形にならざるを得ないはずで。
この点、12月議会の一般質問で強く対応を求めようと考えています。
本計画については今後、パブリックコメントも実施されますので、皆様も是非ご意見をお寄せください。
以上、本日は現状報告中心の投稿でした!