本日から6月議会の一般質問がスタート!
今回私は登壇しませんが、しっかり他の方々の質問に注目していきます。
そして前回分のご報告を早く完了させねば…
と、いうことで、本日からのテーマは「学校給食におけるアレルギー対応の強化」です!
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この件も、きっかけは市民の方から頂いたお声でした。
学校給食の除去食(アレルギーを引き起こす食材を省くこと。かきたま汁を、卵を入れる前の状態で提供する、等)について、西宮市が対応しているのは卵のみ。
他市ではもっと多くの食材で対応しているのに…という現状を、アレルギーを持つお子さんの保護者さんから教えていただきました。
正直なところ、これまでアレルギーについてしっかり取り組んだことは無かったので、「えっ、そんなことになってんの…!?」と驚き、調査を始めました。
このように、ご意見を頂いて初めて知る課題がとても多くありますし、ご連絡を頂けることに本当に感謝しております。
まずは近隣自治体の状況を調べたところ、確かに、多くの自治体が卵以外の除去食対応を行っていました。(添付参照)
中でも、本市と同じ自校調理方式の宝塚市において、えび・かに等も除去食対応していることは重要な参考事例となります。
さらに、調査を進める中で判明したのが、西宮市でも過去に卵以外の除去食対応を行っていた学校があるということ。
これは衝撃でした…なぜ、以前はやっていたのに、今はやっていないのか。
除去食対応を行っていないと、保護者の方は毎度、代替食(お弁当)を持たさなければなりません。
それが、働いている保護者の多い今、どれだけの負担になることか。。。
その状況に直面している友人が身近にいることもあり、何とかしなければ、という思いを強くしました。
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2017年、本市は全校でアレルギー対応の基準を統一しました。
それ以前は各校で対応が異なり、卵以外の食材も除去していた学校が多くあります。(添付参照)
そうした学校の保護者からすれば「去年までエビを抜いてくれていたのに、今年から抜いてもらえなくなった」というお困りを抱えることになり、大きな波紋を呼びました。
基準の統一は安全性を向上するためで、命にかかわるアレルギー対応においてはもちろん最も重要な観点です。
安全性の確保を大前提に、私はこの時に全校で同じ取り扱いとするのではなく、「最低限の基準として全校で卵の除去食対応は行う、その上で、可能な学校では一定の基準のもとに他の食材の除去食対応も行う」とするのが、ベストな選択だったと思います。
サービス水準を統一する際に、低い方の水準にそろえようという発想は望ましくないですよね…実際に対応できる学校だってあるのに、悪しき平等主義のように思えて仕方ありません。
今日はここまで!
次回は除去食対応以外の方策と、市当局への質問内容をお伝えいたします。