アートにエールを! | 高野 愛のブログ

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作品をつくりました。


東京都のアートにエールを!に
参加させてもらいました。

こうやっていち早く
文化の灯を絶やしてはいけないと
このプロジェクトを立ち上げてくれた
東京都。ありがとうございますの気持ちです。
もちろん希望者全員が参加できたわけではありませんし
文化の世界だけじゃなく
いま世界中の人たちが
様々な困難の中にいると思います。

その中でこうやって
作品を作る機会を得ることが出来て
純粋に嬉しかったです。


このコロナとの生活が始まってから
私たちのやりたいことって…
私たちの仕事とは…
とか
もはや仕事とは呼んでもらえないのだろうか
とか
好きでやってるんだから
とか
いろいろとマイナスな気持ちに
がんじがらめになりました。


人と人とを分断したり
なにかを非難したり
なにかを否定したり
誰かを悪にしたり
誰かを必要以上に信用したり
誰かのせいにしたり

いろんなことが
この日々の中で
目についたり
自分もそういう瞬間があったり

前を向けたり
ぜんぜん向けなかったり。

正直、

これから先

私が当たり前のように生きてきた
舞台に立つという世界が
どうなっていくのか
まるでわからない毎日の中で

私は
どうやって生きていくべきなのか

大袈裟に聞こえるかもしれないけど
そんなことを考えていました。
漠然と。


結局できることから
進んでいくことしか
できなくて

やっとすこしだけ動き出せたのが
この作品でした。


いざ
やりたくても
映像は本当に難しい。

舞台でしか
ほぼ演技をしてきてませんし
そんなことは言い訳にならないけど
映像だからこその
お芝居を
どうしたらできるんだろうかと
歩き始めた…というか
まだスタートにも立ててないのかもしれません。

せっかく
映像としてどこにいても
目にしてもらう機会を得たのだから
なにかを届けたい。
画面の中からも。

そんなことを
はじめて考えるようになりました。


準備も足りてないし
いろいろと不勉強な自分を
晒していることにもなりますが

これがスタート。


これからは

こういうかたちでも
私たちは表現していかないといけません

きっと


画面を通しても
舞台で感じてもらうような
温度や
空気や
人間の部分を

届けたい。

ソーシャルディスタンスだし

非接触

が叫ばれる毎日で

心は
接触していきたい。


そんなことを
日々考えています。

接触のない毎日を
人間は生きていけるのかな

誰かに触れられることに
嫌悪を感じてしまう生活は
苦しいな


乗り越えて
心はスクラム組んで
生きていきましょうね


ということで
9PROJECTが遠山結子さんと
スクラムを組んで
作った作品です。



とても難しい物語でした

届けたい想いが
たくさん詰まっている作品だからこそ
アウトプットするのがとても苦しかった

朗読というなれないカタチでの表現に
ものすごく苦労しましたが
ゆうさんが視覚的にすごく寄り添って
やわらかく、強く、冷たく、そして暖かく
表現してくれました。

私と智之の対比
そしてゆうさんとの融合
渡辺の紡ぐ言葉

ある意味とても9PROJECTらしい
作品なのではないかと思います。

ぜひ、ご覧ください。