大ちゃん、ファイナル優勝おめでとう!!
とても長い4分半だった。
大輔氏の演技はいつでも、他の選手より時間が短いのでは?と疑ってしまうくらいアッと言う間に終わるのが通常なのだが、今日は・・・。
チャン選手の点数が出た瞬間からスローモーション再生の中に取り込まれてしまったかのような感覚に襲われた。
大輔氏の演技次第で日本男子初のGPFのタイトルの行方が決まる状況。
今まで幾つも初タイトルを取りながらGPFだけは逃してきた大輔氏、最終目標であるソチ五輪の会場で優勝し初タイトル制覇出来れば、ソチは大輔氏にとって縁起の良い場所になる。
是非とも制覇してソチ五輪まで走り切って欲しい、そう願っていたから本当に良かった。
大輔氏自身が振り返っていたように演技自体は納得出来るものではなかったかもしれないけれど、また新たな課題を見つけ更に進化するために何かを掴んだのは間違いないだろう。
今回の道化師、衣装もガラッと変えて挑んできた。
個人的な見解としては、以前の衣装の方が苦悩や悲哀や猜疑心、笑顔の下に隠された慟哭、そういう感情がストレートに伝わってくるように感じたが、シーズン終盤には今回の衣装でも諸々の感情を観ている者に感じさせる事が出来るようになると信じている、それが大輔氏の凄いところだろうと思うのだ。
まだまだ完成形には至っていない道化師。
このプログラムが完成された時を想像するだけで身震いを覚える。
大輔氏にしか出来ない、そう言わしめるプログラムになる日を楽しみに待ちたい。
二週間後には全日本だ。
休む間もなく、次は日本のエースの座を賭けた戦いが始まる。
エースの座を明け渡すわけには行かない、否日本のエースで在り続けなければならない、これは大輔氏が選手でいる限り譲れない思いなのではないだろうか?
大輔氏自身にとっても、ファンにとっても。
角度を変えれば、とても酷な話ではあるが、大輔氏の他に日本のエースとして世界に送り出せる選手はいないのだ。
アスリートとしても人としても魅力的でありながら驕る事なく、どんな時も気遣いを忘れず、人との関わりを大切にする、エースと呼ぶにはそういう要素が不可欠だと思う。
そして、エースと呼ぶに相応しい要素を兼ね備えているのが高橋大輔なのである。
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