第18話「荒ぶる先輩」(2/2) | ガールフレンド(非公式)

ガールフレンド(非公式)

ガールフレンド(仮)について毎日更新します!
クイズも毎日出題しているのでぜひ挑戦してみてください!


友輝「それじゃあ望月先輩はどこかいってしまったんですね」
凜乃「そうだよ。にゃあ、里琉君」
里琉「はい。つい先ほどまで写真を撮ってましたけどいつの間にかいなくなってました」
友輝「どこに行ったか分かりますか?」
凜乃「うーん、ちょっと分からないね。どこにでも現れるし」
友輝「面倒な方だ…」
友季「ほら、そろそろ練習再開するよ!」
里琉「はい!」
友輝「ありがとうございました」
凜乃「いやいや、また遊びに来てよ」

友輝「ほんとどこいったんだろ…。いろいろ回ってみたけどどこにもいない…」
友輝が校舎の中を探しているとエレナが歩いているのが見えた。
友輝「あ、望月先輩!」
友輝が呼びかけるとエレナは振り向いた。
エレナ「高野くん…」
それだけ言うとエレナは急にその場に倒れこんでしまった。
友輝「も、望月先輩!?」

エレナ「うーん…」
友輝「あ、大丈夫ですか?」
エレナ「高野くん…うん、もう大丈夫」
友輝「あんまり無理しないでください。日曜だから保健室もやってなくてほんとに応急処置しかしてないですから」
エレナ「ありがと」
友輝「どうしちゃったんですか。望月先輩が急にいなくなったから探してたらこんなになっちゃって」
エレナ「ちょっとはしゃぎ過ぎたみたいね」
友輝「すごい熱でしたからね」
エレナ「友輝くんと一緒だったから…」
友輝「なに言ってんですか。しかも全然一緒じゃなかったし…」
するとエレナが立ち上がった。
友輝「大丈夫なんですか?」
エレナ「高野くんってほんとに頼りになるのね」
エレナが少しずつ友輝の方に歩み寄る。
友輝「い、いえ、そんなことないですよ」
エレナ「そんなことあるよ。本当にかっこいいよ」
友輝「ちょ、ちょっと…」
遂にエレナが友輝を壁際まで追いつめる。
エレナ「私、友輝くんのこと…」
友輝「えっ、ちょっ、まっ…」
エレナの唇が友輝の唇に触れた。
エレナは目を閉じていた。
友輝は何もできなかった。
しばらくするとエレナの全体重が友輝にかかった。
友輝「望月先輩?…望月先輩!」

エレナ「ごめんね~、迷惑かけちゃって」
友輝「いえ…」
エレナ「ちょっと張り切り過ぎちゃった。やっぱり日曜日に学校に来るのは危険ね~」
友輝「色んな意味で…」
エレナ「なんか言った?」
友輝「いえ、何も」
エレナはあの出来事をまるで覚えていないようだった。もしかしたらとぼけているだけなのかもしれないが。
エレナ「でもとっても楽しかったわ~」
友輝「そりゃ良かったですね」
エレナ「また頼むわね~」
友輝「お断りしておきましょうかね」
エレナ「え~、なんでよ~」
友輝「なんでもです」

エレナと二人でこんなに長く過ごしたのは友輝には初めてだった。
エレナは熱にうなされてあんなことをしたのか。それとも…。
ただ一つ言えることはあれは友輝にとってファーストキスであったということだ。


登場ガール(☆は主役、○は初登場)
☆望月エレナ
○新田萌果
○雪風真弥
○吉永和花那
神楽坂砂夜
○鈴河凜乃
○君嶋里琉
○久保田友季

あとがき
今回はエレナ回です。
この日曜はどうしても何か書きたかったのですが思い浮かばない。
クロエさんの登場回数が異様に少ないのでクロエ回にしようかとも思ったんですが…思い浮かばない。
で、選ばれたのが望月先輩。
こういう展開にしたのに特に理由はありませんが何を隠そう陽歌ちゃんの前にエレナ先輩が好きだったので。あ、字面見ると意味を取り違えそうですね。今は陽歌ちゃんですよ。
望月先輩のキスする直前のセリフだけ「友輝くん」になってます。ミスではありません。
あと本当に余談なんですがお茶漬けの日になった理由は永谷園の海苔茶漬けが60周年になったのを記念して創業者である永谷宗七郎の命日である5月17日をお茶漬けの日と制定したらしいです(詳しくは参考リンクURL参照)。


参考リンクURL

引用