前編はこちら→番外編「星空の下で」(1/2)
未知留「やっぱりねー」
園美「凄い人ですね…」
由紀恵「はぐれないで…と言いたいけどこんな大集団で移動するのは無理そうね」
典子「ここは小さく分かれる？」
優月「えー、せっかくみんなで来たんだからみんなでみましょうよ」
つぐみ「私もそうしたいな」
由紀恵「うーん…あんまり見えなくてもいいなら…」
つぐみ「もちろん！」
優月「いいですよ」
美知留「ぜーんぜん」
一葉「オッケー！」
美知留「だよ！」
木乃子「あたしは賛成だ」
レイ「じゃあボクも」
一美「私は大丈夫ですよ」
英子「私も！」
朱里「いいよー」
郁歩「私も大丈夫だ」
奈央「どっちでもいいよ～」
未涼「そうですね」
明音「八束さんと霧生さんは？」
由紀恵「私は別にいいけど」
典子「ええ、いいわよ」
つぐみ「じゃあ決まりだね！」
明音「うん！」
未知留「ねえねえ、見吉さん、南田さん」
奈央「なに～？」
未知留「絶対櫻井さん空元気だと思うんだよ」
七星「実は私もそう思ってました」
奈央「そう？」
未知留「私たちであいつの分を埋めてあげようよ！」
七星「いいですね！」
奈央「無理だと思うな～」
未知留「あいつの代わりは無理かもしれないけど埋めるくらいならできるって！私たちなりでいいんだよ」
七星「星の知識だけなら自信あります！」
未知留「じゃあ南田さんは自然な感じでそれを話して私たちは櫻井さんに話しかけて気を紛らわせてあげよう！」
七星「おー！」
奈央「そんなに上手くいくかな…」
未知留「櫻井さん」
明音「あ、戸村さんと見吉さん」
未知留「ゴールデンウィークどうだった？」
明音「充実した日々を送れたって感じかな」
奈央「最後にクラスみんなで思い出作れるといいね」
明音「うん」
未知留「1人いないけどねー」
明音「そうだね…」
未知留「あっ、えーと…」
七星「見てください！あれが有名な春の大三角です。あれがアークトゥルスであっちがデネボラで残りのあれがスピカです！見えますか？」
奈央「ホッ」
七星のフォローに助けられた未知留はなんとかしようとさらに声をかける。
未知留「さ、櫻井さんは好きな人とかいるの？」
明音「えっ？」
未知留「あ、そ、そうだよね」
明音「そ、そうだね」
未知留「で、でもほら、どっかで同じ空を見てるって」
明音「気を使ってくれなくてもいいんだよ」
未知留「えっ？」
明音「友輝くんがいなくてもみんなと一緒だったら楽しいしね」
奈央「そんなことだろうと思ったよ」
未知留「あはは…」
そのとき、流れ星が通り過ぎていった。
七星「見ましたか！もう来てますよ！お願いする準備はできてますか？消える前に3回目をつむってお願いですよ！」
みんなが静かになったところに再び流れ星が落ちてきた。
明音「今度は友輝くんと見れますように…」
つぐみ「楽しかったー！」
未知留「新たなカップルは生まれなかったかー」
優月「できると思ってたんですか…」
七星「でもみんなの仲は確実に深まりましたよね！」
由紀恵「時間も遅いからここで解散にしましょうか」
典子「家が近い人は一緒に帰ったほうがいいわね」
未知留「じゃあ近い人この指とまれ！」
モノクローム「みなさんの住所のデータはインプットされています」
レイ「すげえな！なにそれ！」
つぐみ「まだ知らかったとは…」
明音「あはは…」
そのとき明音の目にエレナともう一人の先輩の姿が映った。
明音「望月せんぱ…」
そこにもう一組の男女が現れた。
明音「あれって…」
つぐみ「櫻井さーん」
明音「あ、はーい」
それはまぎれもなく友輝と心実だった。
次の日、明音は友輝がエレナ、文緒、心実と一緒に流星群を見に行っていたことを知った。
はやとちりを恥ずかしく思いながらあの光景を忘れられない明音であった。
登場ガール(☆は主役、○は初登場)
☆櫻井明音
春宮つぐみ
ミス・モノクローム
○霧生典子
戸村未知留
八束由紀恵
南田七星
○遠山未涼
○東雲レイ
○姫島木乃子
○桐山優月
見吉奈央
○熊田一葉
○早見英子
○掛井園美
○白鳥詩織
○吉田朱里
○伊勢崎郁歩
○川淵一美
あとがき
今回は2年C組全員登場です。今回は誰も忘れてないはずです。
はずです。
文章中に「見れる」という言葉がたくさん出てきますが…こっちの方が自然だと思ったのでこうしました。「見られる」って言うと、いや、言われるとなんか気持ち悪いので。
本編とは関わってない感じにしたいので勘違いだったと知るようにしましたが本当は知らない方が作りやすかったですかねー。
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