先週の日曜日から出張のため、中華人民共和国はシンセン(深圳)市に来ています。
香港空港経由なので、香港に入国後すぐに出国して中国に入国となります。と言っても、道路にゲートが立て続けに2箇所設けられているだけのこと。
また、香港からはシンセン行きのタクシーに乗るため、国境越えもタクシーに乗ったまま入出国審査が行なわれ、この点は非常に便利です。もちろん審査がスムーズに進めばのことですが。
私の場合、中国への入国審査でビザに不備(?)があって、大使館かどこかに問い合わせるため30分くらい足止めをくらいました。
以下、審査の事務官と私のやりとり、そしてタクシー内での会話。
事: 中国に来るのは初めてか?
私: いいえ、13年ほど前に北京に行って以来、今回が2回目です。
事: そのときのパスポートはあるか?
私: そんな10年以上も昔のパスポートなんて持っていません。
事: ・・・・ (無言でどこかへ行ってしまった。)
私: 心の中での叫び、
(チェッ、誰がそんな古いパスポートなんか持ってんだよ、早くここを通してくれよ)
乗: 何があったんだろうね?もしかして過去に強制送還された?
私: そ、そんな事、あるわけないじゃないっすか(笑)。
(でも内心何でひっかかってるのか分からなかったし、本当は不安でいっぱい)
乗: ここでタクシーから降ろされたりしてぇ・・・。ど~する、日本に帰っちゃう?
私: まったく~、脅さないでよぉ。
(事務官が戻って来る気配がないから、その言葉が冗談に思えなくなる)
その後、車内は沈黙が続く。
それから20~30分後、何事もなかったかのようにゲートが開いて通してくれた。
やっと入国許可がおりた! (って大袈裟か・・・)
ちなみに、質問しに来た事務官は結局戻って来ず。
「おいおい、人を散々待たせておいて何の説明もないのかよ!」 って一瞬思ったけど、一方では無事に入国できて内心ほっとしてたこともあり、ここでのことは水に流すことに(大人の対応かな)。
タクシーに同乗してた人には、申し訳なかったけど、こういうことはお互い様だし、ちょっと運が悪かっただけってことで大目に見てもらおっと(笑)。
タクシーは香港と中国両方のナンバープレートをつけていました。香港は日本と同じ右ハンドル左側通行(?)、中国は左ハンドル右側通行なので、慣れるまで道路の横断は注意が必要(左右どっちから車がくるのか、うっかりしてると大変)。
中国に入ってしばらく走ったところで、別のタクシーに乗り換えてホテルまで辿り着きました。
中国の交通事情は、お世辞にもいいとは言えず、運転手も歩行者も身勝手すぎ。大きな交差点では信号守っても、その他ではクラクション鳴らしながら進んでしまうし、歩行者も車の間を縫うようにして道路を渡るし。車は自分の進行先を妨害するものがあれば、容赦なくクラクションを鳴らしています。鳴らされた方もそれに動じることもなく、運転手をにらんでその場を去ってるし、どうかしてるんじゃないかと思ってしまう。
当然ですがここ中国は、文字は中国漢字が基本で、漢字の間に英語や数字が紛れ込んでいます。街中には、日本人でないとその面白さ(?)とかが分からない表現の漢字がたくさんあります。特に外来語が面白いです。以下におなじみの店を少し紹介します。
街中の通りに目を向けると、まだ旧正月の名残が。
街の飾りつけも派手ですが、爆竹を鳴らしたりして新年を祝うのも日本人から見れば珍しいことです。
中国は火薬の量に制限が設けられていないらしく、打ち上げ花火でも大きなものが簡単に手に入るようです。おまけに管理状態も杜撰だから、ときどき暴発して死傷者を出しています。つい先日も20人が亡くなる大事故があったばかりです。
ホテルの近くを探索してて、大衆食堂っぽい安そうな店があったので、入ってみました。
店員さんが出してくれたメニューを見たところ、やはり中国語でした(当然ですね)。
餃子と焼飯を食べようと思ってたので、この中からそれらしき漢字を探して、オーダーしてみました。