いやぁ~、今回のレースは最後まで目が離せなかった。

初っ端からの渋井の爆走! ペースメーカーより前に出て突っ走る姿に無謀さを感じてはいたが、個人的にはそんな渋井の走り、気持ちが好きだ。ペースメーカーを後ろに従えて走る光景は今まで見たことない。でもあのペースで後半ももちこたえられれば、野口の日本記録を更新できたに違いない。フラットで記録が出やすいコースといわれている一方で、天候に左右されるコースでもあるらしい。今回は春の雨がランナーを苦しめた。

それにしても最後まで渋井を追い続けた弘山の気力には脱帽である。35キロくらいから40キロくらいまでじわりじわりと渋井との差を縮め、ついには残り1キロのところで逆転するという劇的な優勝。ベテランと言われていた弘山だが、優勝経験はなく2位どまり。それが今回は15年越しの夢が叶って感無量だったに違いない。

1週間後に、荒川市民マラソンを控えているので、自分も彼女たちのような強い気持ちで42.195キロを走りきりたい。