どうも。
高倉裕貴です。
今回は『ウルトラマンメビウス』より「バン・テツロウ」をご紹介します!
君の、この星での日々の未来に、幸多からんことを…
『メビウス』~バン・テツロウ~
……
「バン・テツロウ」とは、第21話「虚空の呼び声」及び第22話「日々の未来」に登場します。
火星からスペシウムを輸送する日本の貨物船アランダスの船長で、スペースジェネレーション(宇宙生まれ)の息子のバン・ヒロト他、数名の乗組員と共に任務に当たっていました。
しかし、半年前のある日、地球への帰還途中に突然開いたウルトラゾーンに遭遇。
ヒロトだけが貨物ブロックに残り、自らを犠牲に操舵ブロックを切り離したことで、他のクルー共々バン船長は無事地球に帰還することが出来たのです。
地球に帰還したバン船長の前に、ヒロトを救えなかった罪悪感とその勇敢さに心打たれ、同じ見た目に姿を変えたウルトラマンメビウスが現れますが、息子に地球の土を踏ませてやれなかったことを悔やむバン船長はメビウスを拒絶します。
バン船長の悲しみを理解したメビウスはこの姿は今日限りにすると申し出ますが、バン船長はこう言いました。
地球の土を踏むことの叶わなかった息子の代わりに、その姿でいてくれないかと。
そして半年後の現在。
地球でできた仲間たち、CREW GUYSのメンバーと笑い合うメビウス=ヒビノミライの姿を見たバン船長は、満足そうに笑うのでした。
……
いてくれないか、その姿で。
地球の土を踏めなかった、ヒロトの代わりに。
『メビウス』~バン・テツロウ~
その胸の中で永遠に。
ある意味、『メビウス』という作品の最大のキーパーソンの1人。
演じているのはご存じ平泉成さん。
奥さんに先立たれ、さらにひとり息子まで失った彼の前に、息子と同じ姿で現れた宇宙人を目の当たりにした時の感情は計り知れない。
しかもメビウス本人は善意でしかないから責めることもできず…
でも彼の気持ちを汲んだ上で、息子の代わりとしてではなく1人の人間として生きるよう説得したバン船長は、やはり凄い人だ。
それでは今日はこの辺で!また明日!
シューワッチ!!