今年に入ってやたら接点が増えたクルミという名の植物
10月に入って毎日というほど触っている
落ちている実を拾ったり実を腐らせて実を剥いで洗い
乾かして本来のクルミにしていく
知るほどに思うが
なんとも上品な植物だ
上品に品よく人間に寄り添う
すごく不思議な力のある木
こういう木とご縁が深まってとてもうれしいと思う。
自然界の貴婦人だ。
クルミなんてスーパーに売ってるナッツにしか思ってない人
多いと思うがそれだけではない
そもそもとても縁起のいい植物だ
古代ローマでは多産、豊穣、長寿の象徴 神聖な木
御節では家庭円満
ギリシャ語でクルミはカリヨン;頭脳を表し
実際に脳にもよい栄養を含む
木の言葉は知性でこれも頭にまつわる言葉
このクルミの木は昔から家具にもよく使われてきた
私も高価だがとても憧れがあってウォールナットの棚を安い時にあえて購入している。
ヨーロッパでウォールナットのインテリアは「富の象徴」と言われ家具のロールスロイスと言われていた。イギリス王が好んだとも言われている。
気品があって落ち着きがあって重厚なため世界三大高級木材のいとつ。
クルミの下処理でちょっと抵抗があったのが一旦青い実を腐らせて中の種を取り出さないといけない作業。銀杏も同じく表面の実を腐らせる工程が必要だ。
流石に腐らせるわけなので多分臭いだろうなぁ部屋の中で作業するの嫌だなぁというもの。
でも実際にやってみてビックリ。
実も腐って真っ黒にドロドロになっているにも関わらず
ほぼ匂わない。
腐っているのに。
どこまで貴婦人なんだろう?
あえていうなら山の土のいいかおりがする。
スゴイなくるみ。
来年は北イタリアで作られているノチーノという
くるみのお酒を作ってみたい。