以前から気になっていた古代史の勉強会があったので
ちょっと顔を出してきたのですが、
今回かなーりヒットかもかもです
私はもともと歴史の知識は疎いので
・・・というかそもそも漢字が苦手・・・
旅行しながら、こういう話を聞きながらちょびっとづつ知識を広げてる感じです
今回も全然よくわからんが、どうも九州が舞台っぽい・・・
という超ざっくりした感じで行きました・
テーマが景行天皇(けいこう)という・・・
ううう・・・どちらさんですか
本日の講師の方が九州で活躍されている方で
なんとNHKに出られたり、博物館の監修もされているスゴイかたでした。ま、テーマがテーマなので平均年齢すごくて
アラシクか(笑)
20人くらいのこじんまりした感じだったのですが、
なかり話が濃かった
そもそも景行天皇って日本武尊のお父さんって今日知った(笑)
私も、そういう認識持っているけど、もともと日本の初代天皇とかさ
割と「神話の中の架空な人」って認識があって聖徳太子の時代の
第33代天皇である推古天皇あたりから、
どうも実在した天皇、っていう認識があるんだけど、
今回の景行天皇もその神話な人物とされているひとりなんだよね。
で、その人のメインの話だったんだけど、
この天皇が九州の北に滞在されていたとされていて、
この北九州に近い当たりを「みやこ郡」と読むんだけど、
実は漢字で書くと「京都郡」で、あの京都の語源となったのが実は
この九州のこのみやこ郡なんだって。
景行天皇にしても神功皇后?にしても神話の人々とされている割には
九州での実態はその伝説が750個くらい残っているらしく
今みたいにネットもなく、電話もなく、通信方法が何もない中で
それだけの伝承が残っているのに「神話の人物」ってーのは
おっかしいんじゃないのって話。
うーん、確かに
この先生のすごいところはとにかくフィールドワークすごくて
自分の足で実際に出向いて確かめて回っているところ。
やっぱり説得力が違ってきます。
でおもしろいなと思ったのが
日本人の歴史の残し方って他の国と比べると特殊で
例えばエジプトならピラミッドとかハード系なものでカタチとして残すんだけど日本ってソフトで残す・・・というか
つまり一つのものに残すのではなくネットワークで残すらしいのです。
だから〇〇って実在しないって誰かが主張しても
〇〇そのものが実在した直接の証拠はなくても
それを取り巻いていたA一族の系図にしっかり残っていた・・・
ということで判明することがあるんだって。
私が知っているだけでも
出雲大社の巨大神殿は神話と言われていたけど2000年に証拠がでていたし、古事記を編纂した太安万侶も神話といされていたけど
1979年にたまたま茶畑で太安万侶の墓のみならず骨まで出てきて
大騒ぎになったりしたので
そういう意味ではもっと夢をもって古代史を読み解いてもいいように思うなぁ
あと、衝撃的だったのが
日本の三種の神器として有名な八咫鏡(やたかがみ)
先日の令和の式典でおつきの方が恭しく白い箱とか
天皇のあとについて持ち運んでいたと思います。
天皇の即位後に行われる「剣璽等承継の儀」という
大事な儀礼の時に「剣」と「璽」が新天皇に引き継がれるのですが
この中にあの八咫鏡(やたかがみ)は含まれません。
本日の先生によると、あれは天照大御神そのものであるので
出されないという説明だったんだけど、
おもしろかったのが「八咫鏡」の八咫ってなんぞやのところ
もともと長さをはかるときに男性の親指から中指までを「一尺」というんだけど女性の親指から中指までを「一咫(あた)」というらしく
八咫鏡とは女性の親指から中指までの長さが8つ分の大きさをさすもので、その先生がいうには「だから三種の神器である八咫鏡は女性のもちもの」ってこと。
国の神器が実は女性の持ち物なんだ~
ほほー
プラスして個人的に興味を持ったのが
日本書紀に伊勢神宮の八咫鏡そのものに「傷」がついていると
明記されているのです。
誰も見たことがないと言われているのに
日本書紀には傷があるとか・・・
なかなかのミステリーです
あと他にもいろいろお話あったけど
続きはまた~